黒夢、クリスマス・イブを熱気で彩った横浜Bay Hall 2夜連続公演

okmusic UP's / 2014年12月26日 11時0分

「BEFORE THE NEXT SLEEP Vol.2 『毒と華』」@横浜ベイホール (okmusic UP's)

2014年7月から全国各地で“最後のロングツアー”の思い出を刻む黒夢。その第2章にあたる「TOUR 2014-2015 BEFORE THE NEXT SLEEP VOL.2『毒と華』」の12月23日と24日の横浜Bay Hall 2夜連続公演を観た。

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23日は快晴。開場時刻が迫る頃には海の冷たい風が吹いていたのだが、会場へ足を踏み入れれば、身体の芯まで熱くなることが観る者に約束されていた。いわゆる“クリスマス・イブ・イブ”のこの夜はサンタクロースの衣装に身を包んだファンも多く、開演前から華やかな空気が充満していた。
定刻を30分ほど過ぎた午後6時半頃、SE「ZERO」とともに場内は暗転し、フロア前方に人の波が押し寄せる。たとえ何度味わおうと、この瞬間は特別なもの。メンバーのシルエットが現れるたびに大きな歓声が起こる。清春がフロアを煽動する。人時が頭を振り乱しながらグルーヴを生み出す。1曲目の「I HATE YOUR POP STAR LIFE」の重厚で艶めかしいサウンドによって、オーディエンスは一気に熱狂の渦へと巻き込まれた。

ライブ序盤のMCで人時は「この会場で黒夢として演奏するのは1998年から1999年にかけての年越しライブ以来。それを軽く超えられるようなライブにしたい」と意気込みを語る。前半のハイライトは「Merry X’mas, I Love You」。この曲を始める前に、今夜の男性客の多さに言及して笑わせたり、サポートドラマーのYOUTH-K!!!を愛情たっぷりに紹介したりと場内をアットホームな空気で包んだ清春。彼がアコースティック・ギターと踊るように歌うこの曲はクリスマス気分をさらに盛り上げ、オーディエンスを酔わせていた。

この夜は緊張感のある演奏と和やかなMCの対比が際立っており、彼らの切り替えの妙に唸らされる場面が多かった。ステージとフロアの間で言葉が飛び交い、笑顔が溢れる光景は、観ていて実に楽しい。毎年クリスマスの時期に横浜Bay Hallに立っている清春は「今年は黒夢なので“過ぎ去ってゆく感じ”がしますね」と駆け抜けるような充実感を確かめる。「ライブって曲やると終わるんだよ」という彼の何気ない一言にも魔法がかかっているかのように感じた。そんなMCから導かれた「BARTER」は、一気に沸点に達するかのような瞬発力。ステージ上の出来事に目を見張っているうちに、「Sick」で本編は終了した。

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