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巣ごもりの夏、おうちで“海”を感じるための洋楽5選

OKMusic / 2021年7月26日 18時0分

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(okmusic UP's)

深呼吸がしたくなって近くの海岸へでかけた時、浜でひとり静かに海を眺めている人の多さに驚きました。みんながみんな、イヤフォンから聴こえる何かを聴きながら、水平線のほうを見つめていましたが、それもコロナ禍ゆえのことでしょう。今年の夏もまた外出自粛の日々が続きますが、少しでもハッピーに過ごしたいですよね。そこで今回は、巣ごもり中の自宅に潮風を吹かせ、気分をあげてくれる海にまつわる洋楽5選をご紹介します。

■「Only The Ocean」(’10) /Jack Johnson

今年の夏、まったりタイムのお供に聴きたい曲として真っ先に浮かんだのは、サーファー、映画監督、そしてシンガーソングライターというマルチな才能を持つジャック・ジョンソンのこの作品でした。美しいピアノの調べと伸びやかなギターサウンドは、静かな波のように心地のよいはやさで心の中に押し寄せてきます。この作品が収録された5枚目のアルバム『To The Sea』はタイトルどおり海がテーマ。海を感じたい気分の日には打ってつけの作品なので、1曲目からラストまで通して聴くことをお勧めします。日本盤に収録されている2008年4月13日に横浜で行なわれたライヴの音源「What You Thought You Need(Live from Yokohama)」も必聴。愛と海にコネクトした作品群に癒されましょう。

■「Octopus’s Garden」(’69) /The Beatles

“ビートルズ”と“海”を連想して思い出すのは「Yellow Submarine」という答えが大部分ではないでしょうか。しかし、穏やかな気分で海を感じたい時に打ってつけなのは、やっぱりこの「Octopus’s Garden」でしょう。軽快なリズム、そして明るいメロディーにのせられた歌詞の主人公は、海を自分の庭ととらえて暮らすタコ。《波の下の小さな隠れ家で 海の底に頭を乗せて休んだりして》(意訳)など、海の中で呑気な生活を送るタコの物語を描いた可愛らしい作品です。ビートルズの作曲陣と言えばジョンとポールというイメージが強くありますが、アルバム『Abbey Road』に収録されたこの曲はドラムのリンゴ・スターによるもの。リードヴォーカルもリンゴがとっています。

■「Sail on Sailor」(’73) /The Beach Boys

コロナ禍においても、私たちは人生という大海原で船を漕ぎ、それぞれの道を進んでいかなければなりません。音楽からのエールを求める人にお勧めしたいのが、ビーチ・ボーイズのこの作品です。“泣くのをやめて、死ぬのもやめて、前へ進め”という力強いメッセージが謳われたこの曲は、半世紀近く前にリリースされた楽曲ですが、時代を超越する協力な応援歌です。現代でも、この曲に救われる人、勇気づけられる人はいるはずと考えてピックアップしました。一方、当時のバンドの状況は最悪で、72年の夏にオランダへと渡り、環境を変えてレコーディングをするなど試行錯誤をしていたとか。だからこそ、この曲が生まれたのかもしれませんね。

■「Into the Mystic」(’70) /Van Morrison

数え切れないアーティストがこの作品をカバーしてきました。不朽の名作『Moondance』に収録されたこの曲はタイトルどおり、神秘への旅に出よといったスピリチュアル思考が描かれている難解な歌詞が特徴的。ひとつの歌詞に対し、ふたつの異なる歌詞があるという説明を聞いても難しく、解釈に苦しむところですが、理解できないながらも魅力ある楽曲に身を委ねることで、神秘への旅路に出られるのが音楽のいいところですよね。幸運にもロンドン郊外でのライヴのチケットを手に入れられたことがあったのですが、あれほど多幸感に満たされたライヴは後にも先にもありません。再び海外でもライヴを楽しめる日がくるといいですね。

■「Beyond The Sea」(’60) /Bobby Darin

オリジナルはフランスのシャンソン歌手シャルル・トレネが作詞作曲した「ラ・メール」で、そこに英語の歌詞をつけたのがジャック・ローレンス。過去には、ロビー・ウィリアムズ、フランク・シナトラ、ビング・クロスビーらが失われた愛の嘆きの歌をカバーしてきましたが、このボビー・ダーリンが歌ったバージョンが世間に最も知られています。原作では海を意味する「ラ・メール」とあるように、絶えず変化する海への頌歌が綴られていますが、一方、ローレンスの英語版ではタイトルに“Beyond”(彼方に)を加えてラブソングへと変え、今日私たちが知るジャズ・スタンダードを仕立て上げたのでした。原曲や他のカバー作品との聴き比べも楽しめます。

TEXT:早乙女‘dorami’ゆうこ

早乙女‘dorami’ゆうこ プロフィール:栃木県佐野市出身。音楽を軸に、コンサート制作アシスタント通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、TVアニメや人形劇の英語監修及び翻訳、音楽情報ウェブサイト等で執筆するなどの業務を担うパラレルワーカー。



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