渡辺直美、ブルゾン、イモト…女芸人の“女優起用”多発の裏側

ORICON NEWS / 2017年5月20日 8時40分

“女優”としても活躍する(向かって左より)イモトアヤコ、渡辺直美

 人気の女性芸人・渡辺直美が、7月スタートの連続ドラマ『カンナさーん!』(毎週火曜 後10時~ TBS系)で、ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演をすることが発表された。昨今を見ると、現在放送中の『人は見た目が100%』(フジテレビ系)には、ブレイク中のブルゾンちえみが出演。また人気連ドラ『家売るオンナ』(日本テレビ系)のスペシャル版(5月26日放送)にも、イモトアヤコが前作から連投を果たす。ここに来て女芸人が“女優”として起用されることが頻繁に見受けられるが、その裏側には何があるのだろうか?

【写真】バラエティでは見せない 、“女の表情”のイモトアヤコ

■泉ピン子をはじめ、演技力も認められたコメディエンヌたち

 芸人がドラマや映画に出演するのはもはや当たり前になっている。今や世界的俳優ともなっているビートたけしや、『男女7人夏物語』(86年)などで一世を風靡した明石家さんま。最近に目を向けても、嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』(16年)に出演したラーメンズ・片桐仁のほか、浜田雅功や板尾創路、田中直樹、宮迫博之、原田泰造、塚地武雅、児嶋一哉、徳井義実と挙げればキリがない。

 さらに昨今は女芸人の女優起用も増えており、朝ドラ『あさが来た』(16年)の友近をはじめ、『梅ちゃん先生』(12年)の白鳥久美子、馬場園梓、青木さやか、山崎静代、近藤春菜、オカリナなどもドラマに出演し、“様々な意味で”ネットを騒がせている。

 この流れの元祖的存在として、まず名前が挙がるのが泉ピン子だろう。泉は三門マリ子という芸名で活躍していた歌謡漫談家で、現在は名女優として不動の地位を確立。ほか『第18回ファンタジア国際映画賞最優秀女優賞』を受賞した大島美幸、映画『フラガール』(06年)でアカデミー賞新人俳優賞に選ばれた山崎静代、名脚本家・中園ミホに絶賛された近藤春菜、舞台や映画でも活躍している鳥居みゆきも演技の評価は高い。

■イモトアヤコから見る、女芸人が女優として成功する理由

 女芸人が女優として成功するには何が必要なのか。これについて、現場主義のメディア研究家・衣輪晋一氏は、「まずは演技力、それと視聴者や現場から愛されているかどうか。あとはドラマになじめるかどうか…芸人特有の“前に出る”ポテンシャルを抑える自制心も重要」と三要素を挙げた。

 「イモトさんは分かりやすい例。彼女は青木さやかさんに憧れて芸能界入りした方で、女性からも嫌われず、幅広い年代に愛されています。また『家売る~』では、ドラマへのなじみ具合に視聴者からも絶賛の声が。制作側で言えば泉ピン子さんも、体を張った芸人活動をする彼女を気にされていたそう。『99年の愛~JAPANESE AMERICANS』(TBS系)で、泉さんの若い頃を演じられたのも、泉さんの鶴の一声があったからだとか。三谷幸喜さんの舞台で共演した竹内結子さん、草刈正雄さんなど、仕事で関わった多くの人から愛されているのもポイントでしょう」(衣輪氏)

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