東放学園映画専門学校の卒業制作が東京学生映画祭グランプリを受賞

ORICON NEWS / 2017年9月14日 17時17分

「第29回東京学生映画祭」実写部門でグランプリを受賞した、福田芽衣監督作品『チョンティチャ』。

 東放学園映画専門学校映画制作科の2016年度卒業制作作品『チョンティチャ』が、日本で最も長い歴史を持つ国内最大規模の学生映画のコンペティション形式の映画祭「第29回東京学生映画祭」実写部門でグランプリを受賞した。

【写真】第29回東京学生映画祭、授賞式の模様。

 8月24日から26日に品川区立荏原文化センターで開催された「第29回東京学生映画祭」。全国から集まった応募総数150作品以上の映像作品のなかから7作品がノミネートされ、福田芽衣監督作品『チョンティチャ』がグランプリを獲得した。

 ミャンマー人の母、タイ人の父を持ち、母と母の再婚相手である日本人の高橋と共に、日本に暮らす16歳の少女チョンティチャ。外国人でありながら、日本で生まれ育ったチョンティチャは自らの居場所、国籍、名前などにずっと違和感を抱えながらも、心に波風を立てぬよう、静かに暮らしていた。ある夏の日、母と高橋の間に妹ができると、2人に日本人への帰化と改名を勧められ…。というのが、映画『チョンティチャ』のストーリー。

 福田芽衣監督はグランプリ受賞にあたって「今回のこの映画祭で、私たちがつくった映画を多くの方に観ていただけたことが、私にとって一番の喜びでした。正直、『チョンティチャ』の撮影前、渦中、そして上映することに、私の中で数え切れないほどのさまざまな葛藤がありました。おこがましいことに、グランプリをいただいた瞬間も」と、複雑な問題をはらんだ作品に対する正直な想いを語る。

 しかし「今回審査員の監督方からいただいた言葉によって、選んでいただいた意味を知り、その瞬間にこの作品が、私にとっての未来となるよう、変えていただいたのだと。それが嬉しく、きっとこの感覚は忘れられません。今回の受賞を『チョンティチャ』のスタートラインとして、多くの方に、女の子に、届けられるよう、作品とともに成長していきたいと思っております。そしてこの作品が、ともに作り上げてくれたスタッフ、キャストの、そして観てくださった方の未来の一部となれば、私にとっての何よりの救いです」と前を向き、コメントを残した。

 兵庫県神戸市出身の福田芽衣監督は、2016年度に東放学園映画専門学校映画制作科を卒業。現在、2018年撮影予定の次作『親愛なる者たちへ(仮)』に向けて準備中だという。

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