ヒロイン・若月佑美「愛に狂っていく姿が美しい」と見どころをアピール、東映ムビ×ステ「GOZEN -狂乱の剣-」が幕開け

ORICON NEWS / 2019年9月12日 23時59分

東映ムビ×ステ「GOZEN -狂乱の剣-」囲み取材に出席した(左から)松村龍之介、前山剛久、元木聖也、矢崎広、若月佑美、波岡一喜、毛利亘宏(脚本・演出)(C)Deview

 東映ムビ×ステ 舞台「GOZEN -狂乱の剣-」が12日、東京・サンシャイン劇場にて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、座長・矢崎広らが囲み取材に応じ、初日への意気込みを語った。

【写真】様々な表情をみせるヒロイン・奈奈役の若月佑美

 映画と舞台を完全連動させる新プロジェクト【東映ムビ×ステ】。その第1弾である『GOZEN』は、命懸けの御前試合における壮絶な攻防と出場する武芸者たちの秘めた想い・切ないドラマが、映画と舞台を通じて鮮明に描かれていく。7月5日には映画「GOZEN -純恋の剣-」が公開された。

 この日の囲み取材には、主演の矢崎をはじめ、元木聖也、前山剛久、松村龍之介、若月佑美、波岡一喜、脚本・演出を手がける毛利亘宏が出席。

 復讐に身を捧げる孤高の侍・望月八弥斗(もちづきはやと)を演じる矢崎は、「話をいただいたときからとても楽しみにしていた作品で、7月に映画が公開し、そしていよいよその舞台の幕が開くということで、ついに来たな!という気持ちでいっぱいです」と興奮気味に話し、「緊張もありますが、どんな風にお客様に観てもらえて、これからどんなステージになっていくのかと思っています」とコメント。

 続けて、「毛利さんから台本をもらったとき、僕は最後まで駆け抜けられるだろうかと不安に思ったこともありましたし、本当にハードな稽古だったんですが、素敵なカンパニーに支えられながらここまでやってこれました」としみじみ語り、「映画と舞台の連動企画って、いろいろとあると思うんですが、『GOZEN』は【ムビ×ステ】という新しいジャンルの、1つの作品としてみなさまにお届けできるものになったと思います。ここからどんどん進化していけるよう頑張ります」と意気込む。

 八弥斗と対峙することになる謎の武芸者・流狂四郎(ながれきょうしろう)を演じる元木は、「映画ではあまり深く描かれなかった人物が、今回の舞台ではより濃く描かれています。殺陣のレベルもみんなすごく高いですし、あっと驚くような展開もたくさんあるので、そこは期待して観てもらいたい」とアピール。また『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に続く、東映作品ということで、「個人的には東映さんは、ルパパトからずっとがっつり関わらせていただいていて。ルパパトのみんなにも"「GOZEN」を観に来て宣伝して"とお願いしているので、たぶん来ると思います(笑)」と笑顔を見せ、「この作品に携われて本当に最高です。千秋楽まで怪我無きよう、頑張っていくのでよろしくお願いします」と声を弾ませた。

 「稽古からあっという間だった」と語ったのは、赤目の異形侍・結城蔵人(ゆうきくらんど)役の前山。「台本読んだときに僕もびっくりしましたが、蔵人やほかのキャラクターでも、映画では考えられないセリフや立ち振る舞いがあったりします。映画を観た方はびっくりされるんじゃないかなっていうくらい変わっているところもあるので、そこを楽しんでもらえたら」と話し、「毛利さんの演出のもと、すごく華やかになっていますし、観る人が、視覚も聴覚も満足できる作品になっていると思います」と明かす。

 八弥斗への恨みを募らす小松原連十郎(こまつばられんじゅうろう)を演じる松村は、「スタッフさん、共演者の皆様が本当にそうそうたるメンバーが集まって、毎日刺激のある稽古を経て、自信を持って初日を迎えられることが本当に嬉しく思います」と胸の内を明かし、「舞台「GOZEN」では僕の父上と妹が登場します。映画ではそこまで深く語られなかった部分なんですが、僕の家族に対する思いや八弥斗との関係性も舞台で紐解かれていくので、それぞれのキャラクターの深いところも楽しんでもらえたら」と語った。

 今作のヒロイン・小松原奈奈(こまつばらなな)役の若月は「映画にもヒロインがいて、舞台にもヒロインがいますが、ヒロインといっても1つのキャラクターじゃなくて。映画では儚くて切ない、その脆さが素敵なヒロインでしたが、私が演じる舞台のヒロイン・奈奈は、少し強めで芯がしっかりある女性。そこの違いも楽しんでいただけたらいいなと思います」とヒロインへの想いを語り、「男性キャストのみなさんがたくさん戦っている中で、女性がどんな風に立ち回って色を添えていけるかが勝負だと思っているので、頑張ります!」と力強く宣言。

 脚本・演出の毛利とは、早稲田大学の演劇研究会(通称:劇研)で先輩・後輩の間柄だったという波岡。「僕が1年目で入ったときに、当時、4年先輩が毛利さんで、少年社中という劇団が立ち上がる瞬間だったんです。その第1回公演のときに、ピンスポを担当していて、今回出演されている井俣(太良)さんに照明を当てていました」と振り返り、「その時代を思い出して、今21年越しにこういう形で毛利さんとお仕事させてもらえるっていうのが嬉しいですし、我々も出世したなと……」と話すと、毛利も「あんな汚いアトリエから、こんな豪華な劇場でね」と賛同。波岡はさらに、「自分がこれだけ成長したっていうことを、昔の先輩たちに示したいし、今回何か恩返しができたらいいなという想いで臨みたいと思います」と今作への想いを語った。

 また、本作の見どころについて聞かれると、元木は「一番はやっぱり殺陣。激しい乱戦がたくさんあって、一回観ただけでは目が足りないくらいに、舞台上を駆け回っています。その殺陣の熱量っていうのは、映画では伝わらない部分もあると思うので、舞台ならではの刀のぶつかる音やみんなの足音とかをぜひとも聞いてほしい」と語り、前山も「僕は本番、仮面をつけているんですが、呼吸困難にならないのかって自分でも心配になるくらい、殺陣が激しいし、出る度に戦っているくらいなので、そこは見どころです」と明かす。さらに前山は「あと、僕の最初のセリフが衝撃的でして……。"お"から始まる卑猥な言葉なんですが、そこも楽しみにしてもらえたら嬉しいです(笑)」と語り、笑いを誘った。

 若月は「ヒロインって、基本的に真っ直ぐで正当な女性が多いと思うんですが、奈奈はいろんな表情と声をお見せできると思うので、そこは頑張りたいです」と述べ、「世の中にはいろんな愛がありますが、この物語の中にも家族愛や恋仲の愛、友情の愛などたくさんの愛が散りばめられています。その愛にみんなが狂っていく姿がとても美しいなと個人的には思っているので、そこも楽しみにしてもらえたら」と呼びかける。

 すると波岡は、「本当にいろんな愛の形があって。映画のほうはちょっとBL的な匂いもあったんですが、この舞台に関しては、僕は前山くん(演じる蔵人)とずっと一緒にいるんですが、何かあれば『蔵人、蔵人』と言う。きっとこの話の中には僕と蔵人の恋物語がある。ちゃんと観てもらったらそれが伝われると思います」と力説し、「今回のテーマは、僕と蔵人との"GOZENずラブ"だと思います!」と某人気作品になぞらえて表現し、場を盛り上げていた。

 最後に矢崎は、「今日を皮切りに舞台「GOZEN -狂乱の剣-」がスタートいたします。令和という時代が始まって相応しい作品になったのではないかなと思っています」と語り、「大阪の千秋楽まで全力で駆け抜けていきますので、応援のほどよろしくお願いします!」と呼びかけた。
 
 東映ムビ×ステ 舞台「GOZEN -狂乱の剣-」は、東京公演が9月12日(木)~23日(日・祝)までサンシャイン劇場にて上演され、大阪公演が9月27日(金)~29日(日)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。

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