又吉直樹、新聞連載で緊迫 締切に追われ路上で執筆「座ってパソコン開いて…」

ORICON NEWS / 2019年10月10日 14時8分

新聞連載で緊迫していることを明かした又吉直樹 (C)ORICON NewS inc.

 2015年『火花』で第153回芥川龍之介賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(39)が10日、都内で初長編小説『人間』(毎日新聞出版)発売記念会見を行った。

【全身ショット】グレーのスーツで登場した又吉直樹

 今作は、自身初となる新聞連載(『毎日新聞』夕刊にて2018年9月3日~2019年5月15日連載)として、毎週月曜から土曜まで、平成と令和の時代をまたぎながら執筆。過去2作では青春のなかにいる若者たちの夢や挫折が描かれたが、本作は執筆時の著者と同年齢となる38歳の男が主人公であり、青春のあともなお続く人生の残酷さと仄(ほの)かな救済がテーマとなっている。

 会見前には近くの書店でサイン会を実施していたそうで「楽しみにしていたという声もありましたし、体調を気遣ってくれる声もありました」とにっこり。「連載で9ヶ月やっていましたし、開始する前から準備もしていたので、実際には1年くらい時間をかけて、中断なく書いていた。ようやく本になってうれしい」とかみしめるように語った。

 『火花』『劇場』に続く3作目となるが「これまでと一番大きな違いは連載というところでした。連載で長い時間をかけて書いたのですが、1作目2作目を書いたからこそ、今回の作品につながった。それまでの作品と無関係じゃないので、つながっている気がしています」と力説。自身の成長した点にも触れ「今までは家とか書斎とか喫茶店とか限られた集中できる場所でしか書けなかったのですが、本当に追い込まれたらそんなこと気にならんねんなって。街中で書いていたこともありましたし、どこでも書けることがわかった」と明かした。

 締切に追われる緊張感も味わったといい「きょうの午後5時までじゃないとかなり危ないっていう時に、別の仕事が押して、4時くらいで終わって、家に帰ってからだと時間がないので、その辺の路上に座ってパソコン開いて書いたこともありましたし、飛行機に乗る前に、待っている時にずっと書いて8割くらい書けたのですが、2割書けてなかったので、携帯に切り替えて、飛行機のドアが閉まるまでの間に残りを書いて、メールで送ったっていうのが最も危なかったですね」と振り返っていた。

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