村上虹郎・芋生悠W主演の映画『ソワレ』、第25回釜山国際映画祭に正式出品

ORICON NEWS / 2020年9月17日 12時30分

村上虹郎・芋生悠W主演の映画『ソワレ』。全国ロードショー公開中。

 豊原功補、小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画製作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品で、村上虹郎、芋生悠がW主演を果たした映画『ソワレ』が現在、全国で大ヒット公開中。この話題作が第25回釜山国際映画祭(10月21~30日)の「アジア映画の窓」部門に正式出品されることが決定した。

【写真】映画『ソワレ』について語る芋生悠。

 本作は、老老介護の厳しい現実を見つめた短編『此の岸のこと』(2010)や長編デビュー作「燦燦―さんさん―」(2013)で海外からの絶賛を受け、センシティブな感性で唯一無二の世界観を作り出す新鋭・外山文治がオリジナル脚本で挑む長編映画。主人公・翔太を演じるのは類稀なる吸引力で日本映画の台風の目になりつつある実力派俳優・村上虹郎と、100人以上のオーディションから大抜擢された最注目の新星・芋生悠(いもう・はるか)の2人をW主演に迎え、若い男女の切ない逃避行を描く。

 今回、映画『ソワレ』が出品されるのは、これまでにも数多くの日本映画が上映されてきた「アジア映画の窓」部門。昨年には、瀬々敬久監督の映画『楽園』や俳優のオダギリ ジョーが監督を努め、村上虹郎も出演する映画『ある船頭の話』、周防正行監督の映画『カツベン!』などが出品されており、骨太な日本映画が多くピックアップされてきた。

 釜山国際映画祭への出品にあたり、W主演を努めた村上虹郎は「嬉しい限りです。念願の釜山国際映画祭。なんとかウイルスとやらの、地球が設けた小休止ゆえ生身で釜山の絨毯を拝めない現状はほんとうに窮屈で無念ですが、こんなに便利な日本という土地で忘れがちな誠の豊かさとはなにか、己と映画との距離感、社会と映画の結びつき、芸術とは自分にとっていかほど大切なものなのか。そんな機会としては“満喫”していますがそんな事はさておいて、ありがたい限りです。アジア映画の窓、部門。嬉しいです」とコメント。現地の観客の前に登壇できないことへの悔しさを滲ませつつも、自粛期間を経て映画への思いを再確認する中での本選出に、これまでにない新たな喜びを感じたことを、村上らしいありのままの言葉で吐露。

 同じく主演の芋生悠は「驚きと嬉しさで胸がいっぱいです。監督スタッフキャスト関わった全ての人に感謝しています。遠くで同じ空を見ている人がいる。ただそれだけでも、この続く夜に光を差すことができると信じています」とコロナ禍にありながらも、本作を世界中の方と共に共有できる喜び、そして本作が誰かの心を灯す一筋の光になればという切実な思いを表現。外山監督は、初の釜山国際映画祭正式出品について「アジアで最も重要な映画祭に位置付けられる釜山国際映画祭に正式出品されることになり、心から感動しております。村上虹郎と芋生悠の魂の疾走は、海を越えて観客の胸を打つと信じています」と映画への確かな手応えと共に、万感の思いを明かしている。

 さらに、釜山国際映画祭 アジア・シネマ部門のプログラマーを務めるパク・スンヨン氏からは、本作に対して「頼る場所もなく、分かち合える人もない。未来への希望を失った若い男女の成長物語。無気力と激しい感情がクロスするふたりの関係に、我々はいつしか声援を送ってしまう。」と絶賛のコメントが届いており、現地での上映とその反響に期待が高まる。

 本年度の映画祭は、8月末以降韓国で起きたコロナ第二波とその影響を考慮し、2020年10月21日~30日へ2週間の会期延期と開催規模の縮小が決定。オープニング/クロージングのセレモニーを含む、多人数を集めるイベントを中止し、映画の上映という映画祭の最低限の要素だけを維持することも発表された。通常は1作品あたり3回の上映があるところ本年は1回のみに縮小されるが、上映後のオンラインQAはリモートで実施され、現地との交流の場も設けられる予定だ。上映スケジュール確定は9月末を予定しているという。

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