佐々木蔵之介、北極圏でのロケにワクワク テレ東開局60周年“異色”番組に参加「めちゃくちゃ楽しみ」

テレビ東京開局60周年特別企画『JAPANプロジェクト』に出演する佐々木蔵之介 （C）テレビ東京

俳優・佐々木蔵之介が、28日午後6時30分から放送される、テレビ東京開局60周年特別企画『JAPANプロジェクト』に出演する。佐々木が演じるのは、60年後の未来から現代にやってきたエージェント・諸星規律。日本経済再興のヒントを探す旅に出る佐々木が、合同取材で番組への意気込みを語った。

　番組では佐々木と二階堂ふみによるフィクションのドラマパートと、同局が誇る経済ニュースのアーカイブ映像と新撮のドキュメントパートで構成し、日本の知られざる挑戦者から“再興”のヒントを探る。テーマは「世界都市　東京」「日本の食」「ものづくり」。佐々木と二階堂が未来を救う鍵となる“希望の種”を求め、日本経済が躍進した過去60年の歴史を辿る壮大な旅に出発、ドラマパートを彩る。

【写真】東京の街並みを前にした二階堂ふみ

　オファーを受け佐々木は「日本経済の復興を目指した番組のなかで、僕らはドラマパートに出演し、全4回の途中、自分でも種を探しにいく旅もあると聞きました。アカデミックな番組に出るという感覚ではなく、一緒に学びながら楽しい旅をする、と思っています」と期待。実際に北極圏で自ら取材するロケも予定している。

　「戦争や地球環境などさまざまな問題があるなかいくつかの候補のなかのひとつとして北極圏を出させてもらった。北極では、どんどん氷が溶けていくなかで種の保存をやっている場所に行きます。そこでなにか、立ち会えたらいいな。今ある問題に向かっていく、僕もそこに参加できるチャンスだなと、と思いました」と力を込める。

　北極圏でのロケと聞くと一見ハードそうに思えるが「マイナス10度くらいと言われて『じゃあ…』って（笑）。『バナナで釘を打ってみたい』と言ったらそうまでではないと言われました。なんとかしのげそうです。めちゃくちゃ楽しみです」とワクワクした面持ちで語った。

　ドキュメントパートではオープンから史上最速でミシュラン三ツ星を獲得した新進気鋭のシェフや、4000円超でも予約が殺到しているという女性ラーメン職人が登場する。また日本の『ものづくり』を語る上で欠かすことのできない、ソニーグループと日立製作所を取材。逆境を跳ね除け世界と戦うサバイバル術の真髄を追う。

　「こういう報道番組は初めてですし、新しい挑戦に声をかけてくださった。もちろん演じるという延長線ではありますが、『一緒に旅しませんか』という誘い文句だったので、新しい機会を楽しもうと思います。見たことのない、やったことのない作品ではあるけど、日本で頑張ってきた先輩たちの仕込んだ種を勉強させてもらえるし、僕たちも自分たちで種をまいていかなければいけない。明日のことを思いながらも未来のことを考えながら楽しめる報道・ドラマになっています」と自信を込めていた。

■番組概要
2084年から現代に送りこまれてきたエージェント、諸星規律、安縫希望（二階堂）。2人の使命は政府が極秘裏に進める「日本経済再生計画」の完遂だった。未来を救う鍵となる「希望の種」を求めて、日本経済が躍進した過去60年の歴史をめぐる壮大な旅に出る。Japan as number one への道。2人が見つめる先に浮かび上がる未来とは…。

　番組では日本の過去60年の間に「革新」を生み出してきた挑戦者が続々登場。1964年東京五輪成功の陰にあった、冷凍技術進化の「知られざる物語」に注目。オープンから史上最速でミシュラン三ツ星を獲得した新進気鋭のシェフや、4000円超でも予約が殺到しているという女性ラーメン職人が登場する。また日本の『ものづくり』を語る上で欠かすことのできない、ソニーグループと日立製作所を取材。逆境を跳ね除け世界と戦うサバイバル術の真髄を追う