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高橋一生、“ブラック・ジャック”と“岸辺露伴”2人の先生を演じることへの葛藤「不安もあった」

ORICON NEWS / 2024年6月17日 7時0分

30日放送ドラマプレミアム『ブラック・ジャック』でブラック・ジャックを演じる高橋一生(C)テレビ朝日

 テレビ朝日は、手塚治虫の名作漫画を実写化したドラマプレミアム『ブラック・ジャック』を30日(後9:00)に放送する。放送を前に、主人公のブラック・ジャックを演じる高橋一生が取材会を実施。同作に挑む心境について語った。

【写真】驚きの再現度…ブラック・ジャックを演じる高橋一生

 高橋は本作について「原作においては、医療というものを通して、人間ドラマの礎を築いた1つの漫画だと思う」と話すと、ブラック・ジャックというキャラクターには「本質的なところは多く語らない人。ど真ん中のことを言わないけれど、人に対してとても愛情の深い人間だなと思っています」と印象を語る。

 ブラック・ジャック役をオファーされた時の心情について聞くと「僕には、大切な“岸辺露伴先生”という漫画家の“先生”がいるんです。なので、別の先生を演じてほしいと言われた時にとてもうれしかったんですけれど、視聴者が(高橋を)『岸辺露伴だ』と思って見てしまいかねないという不安もありました」と打ち明ける。



 「職業が違っても先生同士なので、自分の中でどう区分けできるかなという感覚がありました。これが仮に10年経っていたら話は別なんですけれど、露伴の感覚で僕を見てしまいかねないのかなと、俳優が本来するべきではない心配はしていました」と葛藤もあったと話した。

 そんな中で、高橋は“原作にできるだけ準拠していてほしい”とお願いしていたそうで、「変わらない部分を入れていかないと、漫画の人物造形のバランスが悪くなってしまうのではないかと懸念を持っていました。多くの人が持っている“ブラック・ジャック像”を平均化して自分の中に落とし込んで、かつ、自分が持つ“ブラック・ジャック像”をどうやってうまく混ぜられるかなとずっと考えていました」と役作りへの思いを明かした。

 撮影では「冒頭で子どもを助けるシーンがあったんですけれど、その子役の方が僕を見て怖かったみたいで泣いてしまったんです。『ごめんなさい』と思いながらも、怖くなれていてよかったと思っていました(笑)」とブラック・ジャックになれていた実感もあったようだ。

 ブラック・ジャックの助手であり、中身は18歳のヒロイン・ピノコ役は、子役の永尾柚乃が演じているが、2人の相性も良かったようで「ピノコはものすごく仲良くしてくれましたし、お芝居がしやすかったです。僕と同じで妖怪が好きだったので、妖怪トークで盛り上がりました。僕が妖怪の本を差し上げたんですが、喜んでくれていました(笑)」と笑みも見せた。

 順調に撮影を終えた高橋だったが、珍しく「不思議に手応えがない」という。「自分の芝居を(現場の)モニターで見るのが恥ずかしくていやなんです。だからどんなふうに出来上がっているのか本当に分からなくて。どんな出来栄えになっているのかとても楽しみです」と作品への期待感を膨らませていた。

 手塚治虫氏の名作漫画である本作は、“医療漫画の金字塔”として色あせることなく多くの人に愛され続け、2023年に連載開始50周年を迎えた。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックが、コロナ禍を経て、医療のあり方がふたたび問われる令和の時代に、センセーショナルによみがえる。

 同局では1981年、加山雄三主演で『ブラック・ジャック』を初めてテレビドラマ化。その後『ブラック・ジャック』をモチーフにしたさまざまな実写版や舞台版が各所で制作されてきたが、今作は、TBSで放送された本木雅弘主演の2000年版テレビドラマ以来およそ24年ぶりの実写映像化となる。今回は高橋主演で原作から厳選した有名エピソードを凝縮して届ける。

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