元BiSHモモコグミカンパニー、通算6冊目の著書に誇り「唯一無二」
ORICON NEWS / 2024年5月20日 15時2分
元BiSHのモモコグミカンパニーが20日、都内で行われた著書『コーヒーと失恋話』の発売記念記者会見に登壇し、自身初の恋愛短編小説集に込めた思いなどを語った。
【全身カット】童話に出てきそう!花柄のキュートな衣装で登場したモモコグミカンパニー
モモコはこれまで2冊の長編小説『御伽の国のみくる』『悪魔のコーラス』、3冊のエッセイ『目を合わせるということ』『きみが夢にでてきたよ』『解散ノート』を出版してきたが、「恋愛」をテーマにした短編小説集は今回が初となる。
通算6冊目となる本作について、「グループ時代から書いてきて、まさか6冊も本が出せるとは思っていなかった。“折り返し地点”のような感覚もあり、エッセイと小説の要素がどちらもある…唯一無二の1冊になったなと達成感があります」と完成を喜んだ。
本書は、2021年9月からモモコの公式サイト『うたた寝のお時間』で全10回にわたって連載されてきた同名連載の書籍化。同連載は、喫茶店好きのモモコが自らアポイントを取り、取材、記事作成、写真撮影までを1人で実施してきたもので、本書ではその10記事に加え、連載からインスピレーションを得て、「恋愛」をテーマに書き下ろした小説10編も収録される。
純喫茶にハマったのは、BiSHとして活動していた頃。モモコは「グループで忙しかった時代に、憩いの場所として純喫茶に通っていて、純喫茶の本をいつか出したいと思っていました」と言い、タイトルについては「コロナ禍は失うものが多くて1人の時間も増えた。そんな中、純喫茶で1人の時間をすごすこととコロナ禍で芽生えた感情が自分の中でリンクして、今回『コーヒーと失恋話』というタイトルにしました」と明かした。
連載を始動させた当初は「『喫茶店のマスターに失恋話を聞こう』という主旨だった」そうだが、「プライベートなお話なのでなかなか話してくれることがなかった」と苦笑い。しかし「その代わりに生きづらい世の中をどう生き抜いているのかというお話を聞くことが多かった」と言い、結果「マスターの人柄に迫る取材をしよう」と思い至り、「『ここのプリンがおいしいよ』とかではなく、人対人の取材。それを記事にして、そこから小説も書くというのは今まで聞いたことがない。唯一無二の作品だと思います」と誇った。
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