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四宮義俊監督、カンヌの見本市で“日本画をベースにしたアニメーション”をプレゼン

ORICON NEWS / 2024年5月20日 20時26分

四宮義俊監督初の長編アニメーション『A NEW DAWN(邦題未定)』 インターナショナル版ティザービジュアル(C)A NEW DAWN Film Partners

 フランス・カンヌで現地時間19日に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」マルシェ・ドゥ・フィルム「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースに、日本画家・アニメーション作家としてボーダレスに活躍する四宮義俊監督が登壇。世界中から集結した映画関係者を前に、劇場長編アニメーション『A NEW DAWN』(邦題未定、2025年劇場公開予定)のプレゼンテーションを行った。

【画像】『A NEW DAWN』そのほかの場面カット

 『A NEW DAWN』は、日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加するなど、ジャンルを超えてさまざまな創作活動を行ってきた唯一無二の美術家である四宮監督が、自身のオリジナル脚本で描く初の長編アニメーション作品となる。



 土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店。そこで育った3人の若者たちと、幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間を描く。

 解禁となったインターナショナル版ティザービジュアルには、登場人物たちの大切な場所である花火工場「帯刀煙火店」が描かれており、日本画家である四宮監督の手により緻密に描き込まれた家屋と光が作り出す陰影が美しい、印象的なビジュアルに仕上がっている。

 「Animation Day」とは、カンヌ国際映画祭に合わせて開催される世界最大規模のマーケット(映画見本市)「マルシェ・ドゥ・フィルム」の中で、アニメーション映画祭として最も長い歴史を持つアヌシー国際アニメーション映画祭と提携し、アニメーションの独創的な芸術性に特化したキュレーション・プログラムとして行われる1日限りのイベント。アヌシー・アニメーションショーケースでは、セールスエージェント、配給会社および映画祭での認知を拡大することを目的とした、さまざまな制作段階にある5作品にスポットライトが当てられる。

 今年は本作のほかに、『ユニコーン・ウォーズ』(現在公開中)を製作したアバノプロダクションズによる新たなプロジェクト『Mu-Ki-Ra』(監督:エステファニア・ピニェレス/製作国:コロンビア・スペイン)や、フランスの大手配給会社シャレードの『In Waves』(監督:フオン・マイ・グエン/製作国:フランス・ベルギー)のほか、『THE CONFERENCE OF THE BIRDS』(監督:アティーク・ラヒーミー&キャロライン・ピオション/製作国:フランス・ルクセンブルク)、『THE LANGUAGE OF BIRDS』(監督:シンシア・フェルナンデス・トレホ/製作国:メキシコ)が選出された。

 ショーケースが始まり、『A NEW DAWN』のプレゼンテーションは5番目。四宮監督が壇上であいさつをし「日本画をベースにデジタル技術を用いながら伝統的なマルチプレーンカメラやクレイアニメーションなどを取り入れ、手間のかかるアナログ技術を使い、一軒の消滅に向かう花火工場を描き出します。物語で破壊されようとしているのは家族の持っていた伝統的な技術や物語、歴史を持った風景です」と、制作方法を明かした。

 その後は制作中の設定画や本編素材の一部、監督のインタビューなどで構成された約10分のメイキングムービーが上映され、イベントのトリを飾った。

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