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役所広司、映画『PERFECT DAYS』とともに世界を巡った1年を回想「“映画の力”を実感」

ORICON NEWS / 2024年5月30日 9時40分

「第77回カンヌ国際映画祭」授賞式で最優秀女優賞プレゼンターとして登壇した役所広司 (C)Victor Boyko/Getty Images

 フランス現地時間25日に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」授賞式で、最優秀女優賞プレゼンターとして登壇した役所広司からコメントが到着した。昨年の同映画祭で最優秀男優賞を受賞したことから始まった、映画『PERFECT DAYS』のこれまでの軌跡を振り返るように「この1年、映画とともにいろんな国をまわって“映画の力”というものを実感しました」と語った。

【画像】カンヌ映画祭からアカデミー賞まで思い出の写真

 授賞式には、最優秀監督賞プレゼンターとして、映画『PERFECT DAYS』でタッグを組んだヴィム・ヴェンダース監督も登壇していた。

■役所広司のコメント
ちょうど一年前、ここカンヌで男優賞をいただき
それから「PERFECT DAYS」という映画とともに


たくさんの国へ旅をしてきました。

ヴィム・ヴェンダース監督の日本への愛はとても深く、
彼を通して日本を知り、興味をもってくださった方も
多くいらっしゃいました。
この1年は、日本の素晴らしさを伝えていく
時間だったようにも思います。
それぞれの国の観客のみなさんとの交流で
あらためて「映画の力」の素晴らしさを実感しました。
それは国境を越え、価値観を超え、
私たちを結びつけてくれます。

映画は、他人の痛みを感じる心を
育ててくれるものだと思います。

この力を必要とするひとが、
世界にはたくさんいます。
私たちは連帯し、高めあって、
そして伝え続けなくてはいけません。
映画も今、たくさんの問題を抱えています。
でも映画のもつ美しい力を信じる心がある限り、
きっと乗り越えられると私は信じています。

この1年の素晴らしい旅がはじまりの場所、
カンヌでひとつのゴールを迎えることが
とても嬉しく、そして寂しくもあります。
次へ、前へ、
みなさんと進んでいけたらと思います。

■『PERFECT DAYS』

 『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきたドイツのヴィム・ヴェンダース監督が、役所を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』。

 昨年の「第76回カンヌ国際映画祭」で役所が最優秀男優賞を受賞したことを皮切りに、「第50回テルライド映画祭」、「第48回トロント国際映画祭」、「第71回サンセバスチャン映画祭」、「第60回台北金馬映画祭」と名だたる映画祭に招待された。さらに、米国の「第96回アカデミー賞」では国際長編映画賞・日本代表としてノミネートされた。

 米国では、「第94回アカデミー賞」で作品賞、脚色賞、監督賞、国際長編映画賞にノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』の235万ドルや、「第71回カンヌ国際映画祭」パルムドールを受賞した『万引き家族』の331万3000ドルを上回る興行収入350万ドルを突破している。

 日本国内では昨年10月開催の「第36回東京国際映画祭」でオープニング作品として上映され、昨年12月よりTOHOシネマズ シャンテをメイン館として全国公開がスタート。日本アカデミー賞(優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞)、キネマ旬報ベスト・テン(日本映画監督賞、主演男優賞)を受賞。現在、興行収入は13億円、動員は90万人を突破。公開から5ヶ月が経ち、ロングランを記録している。7月26日にはヴィム・ヴェンダース監督直筆ドローイングをはじめとしたアイテムを多数収録したBlu-ray&DVDの発売が決定している。

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