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86歳・伊東四朗、芸能生活初の新橋演舞場出演 幼少期から憧れた舞台に「大感激です」

ORICON NEWS / 2024年5月31日 15時0分

憧れの舞台に感激した伊東四朗 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の三宅裕司が座長を務める「熱海五郎一座」が31日、東京・新橋演舞場で、『新橋演舞場シリーズ第10回記念公演 東京喜劇 熱海五郎一座「スマイル フォーエバー ~ちょいワル淑女と愛の魔法~」』の初日前フォトコールと取材会を開催。座長の三宅をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、ゲスト出演の伊東四朗、松下由樹が参加した。

【集合ショット】舞台セット上でいい笑顔!衣装に身を包んだ伊東四朗ら

 東京の“軽演劇”を上演するため2004年に旗揚げした「伊東四朗一座」、そして同一座座長の伊東が不在の際にも上演を続けるため2006年に三宅裕司を座長として旗揚げした「熱海五郎一座」。今年は「伊東四朗一座」の旗揚げから20年、2014年から恒例となった「熱海五郎一座」新橋演舞場シリーズの10回目という節目の年となる。



 伊東にとっては本作が「熱海五郎一座」初出演となり、新橋演舞場への出演も初となる。伊東は「大感激です。若い頃に散々通った劇場ですから」としみじみ語り、「当時は“犯罪”に近い形で入場していたものですから」とジョークも織り交ぜて感慨を深めた。

 一方で、「熱海五郎一座」への初参加については「ホッとします」とにっこり。「何年一緒にやったんでしょうか…」と思いを馳せながら「古巣に帰ったような気がしてうれしかった」と喜び、「ただ…大変です(笑)」と“本音”も吐露した。

 今年の演目は魔法学校を舞台とし、おなじみの一座メンバーに加え、ゲストとして伊東と松下を迎える。白昼堂々起きた銀行強盗に居合わせてしまったパーティー好きの都知事(松下)とその娘、とある秘密を持つ孤独な老人(伊東)、事件を捜査する敏腕刑事(東と深沢が交互出演)、定年後に再雇用された刑事(石井)らがドタバタ喜劇を繰り広げる。公演は、6月2日から27日まで。

 三宅は演出面から「いかに伊東さんに出ていただくか。ご足労なく舞台上にいていただくか」という点にこだわったとし、伊東自身も「こんなに出番が多い舞台は初めて」とチクリ。共演者たちから「本当にずっと出ていますよね」と労われた。

 最後に伊東は「今回の芝居の出来によって、私も身の振り方を考える」と爆弾発言を投下。「楽しみなのか怖いのか…微妙なところで毎日打ち奮えている」と言い、「ぜひ楽しい方に行ってほしいなと思う」と期待を口に。そして共演者に向けて「みんなは『先輩、先輩』と言いますが、全員いい年なんですよ。“長老劇団”と言ってもいい。そのパワーを世間のみなさんに見せつけてやろうじゃないか」と呼びかけた。

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