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【RIZIN】YA-MAN「ケガは言い訳にならない」武尊との出会いで早期復帰へ 未来vs.平本は「いろんな感情が…」【インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年6月1日 12時0分

7・28『超RIZIN.3』で鈴木博昭と対戦するYA-MAN (C)ORICON NewS inc.

 RIZIN史上最大規模の大会となる7月28日の『Yogibo presents 超RIZIN3』(さいたまスーパーアリーナ)で、「怪物くん」の異名を持つ鈴木博昭(39)との対戦が決定したYA-MAN(27)。2人の対決は4月の『RIZIN.46』で一度は予定されていたが、YA-MANの膝のケガによって延期となり、大舞台で実現することにとなった。

【写真】仕切り直しの一戦を制すのはどっちだ!試合に向けて意気込む鈴木博昭&YA-MAN

 両者ともに立ち技出身のファイターであるが、YA-MANはグラウンドの展開も予想する。感情をむき出しにしたファイトスタイルで会場の熱気を最高潮に高めてきた男は、仕切り直しの一戦でどう真価を発揮するのか。ケガを乗り越えた経緯や今後の展望を含めて話を聞いた。



■ケガからの早期復帰は武尊との偶然の出会いから「自分は運が良い」

――ファンの皆さんはやっぱり膝の怪我のことを心配されていまして、かなり重症だったと発表されていたのですが、もう試合や練習ができるまで回復された?

【YA-MAN】そうですね、全然スパーリングできるぐらいまで回復していて。『ケガで…』みたいな言い訳はできないぐらい回復しています。

――手術をしたら1年ぐらい競技から離れなきゃいけないっていう中で、PRPという再生医療に取り組んでこられましたが、何か調べたり誰かのアドバイスがあったのでしょうか?

【YA-MAN】怪我がわかったその日ぐらいに、武尊選手とご飯に行ったんですよ。武尊選手も膝をケガしていて、紹介してもらったところに行ったら「今はこういうのが一番いいから」と言われて、その先生を信じてPRPをやってみました。

――武尊選手とは普段から食事に行く間柄なんですか?

【YA-MAN】いや、そこが初めましてで「ちょっと今、膝をケガしていてどこかいい病院はないですかね?」と相談したら、「俺も膝のケガをしていて、ここの病院はいいよ」みたいに教えてくれて。

――すごいタイミングですね。

【YA-MAN】それがなかったら、たぶんここまで早く回復できてないです。本当、自分は運が良い。たまたま出したパンチが当たっちゃったりするので、運が良いですよね。

――アドバイスをくれた武尊選手のためにも負けられないですね。

【YA-MAN】そうですよ。そのためだけじゃないですけど、言い訳になるんで、負けたら。世間から見て「ケガがあったからだろ」って。そういう言い訳をさせないような試合をしたいです、勝つにしろ負けるにしろ。

■並々ならぬ思いで挑んだ年末の敗戦 朝倉未来vs.平本蓮の一戦に心中複雑

――昨年大みそかの平本蓮選手との試合で、かなり心に期するものがあった中で敗れてしまって、精神的にも結構ダメージ大きかったと思うんですけども、いつ頃から練習の再開はされましたか。

【YA-MAN】別に試合で精神的なダメージは逆になくて、試合をやるまでの間の方がいろいろキツかったです。だから終わってからは、まず去年1年間ちょっとケガした状態で戦っていたので、それを治そうと。だからグラップリング練習はたぶん2ヶ月ぐらいやってなかったです、足首がすごく痛くて。その分、ボクシングと柔術の練習をこの2ヶ月ぐらいはやってきました。

――平本選手の試合後は「心の弱さが出てしまった」とおっしゃっていましたが、メンタル的な強化にも取り組まれていたのでしょうか?

【YA-MAN】そこは特別なことはやってないですよ。もう試合を重ねるしかないので。それに、なんか特別なことはやっていないです。

――今回の怪物くんとの試合が発表された時は「平本へのリベンジのための踏み台」と発言されていましたが、その気持ちは試合がちょっと伸びた今も変わらない?

【YA-MAN】そうですね。それはもちろんそうなんですけど、平本が今回の未来さんとの試合に負けたら引退するって言ってるじゃないですか。そうなると話は変わってきますよね。

――リベンジのために勝ってもらわなきゃいけないけど、朝倉未来選手にも負けてほしくない?

【YA-MAN】どっちに勝ってほしいかって言われたら、未来さんに勝ってほしい。でも平本が負けて引退したら、俺はどこに気持ちをもっていけば、年末悔しかった気持ちをどこにぶつければいいのか…。もちろん未来さんに勝ってほしいですけど、いろんな感情があります。

――「朝倉未来vs.平本蓮」の流れにYA-MAN選手も大きく関わりましたが、同じ大会でこの試合と自分の試合が行われることは意識しますか?

【YA-MAN】そこがあってもなくても、自分の試合で自分がやることは変わらないですし、別に何も思わないです。お互いに試合をした選手で、未来さんはずっと練習をしてきたので思い入れはありますけど、自分の試合が決まっているからには自分の試合しか見ていないので。

■「怪物くんは昔の選手。まだ現役ですごいけど、もう世代交代でしょ」

――YA-MAN選手が怪我で欠場が発表された時に、怪物くんから「ちょっとお金を稼げるようになって戦う気持ちを忘れたのか」と辛辣(しんらつ)なコメントがありましたが、どう受け止めましたか?

【YA-MAN】会見でも言ったんですけど、お前は俺じゃねえし。そんなことで戦う気持ちはなくならないですよ。逆にケガした状態で、手負いの俺とやりたかったのかな?って。歩くのもキツかったんで、あの時は。現実的に試合は厳しかったし、ここで選手生命を懸けることはないと思って、延期にしました。

――会見で怪物くんの印象を「昔の選手」と表現されていましたが、どのような意味ですか?

【YA-MAN】俺がプロデビューする前から第一線でやっているんで、そのまんまですよ。その頃から怪物くんって知っていたし、まだ現役ですげえなって気持ちはありつつも、もう世代交代でしょ。

――2人とも立ち技がバックボーンですが、YA-MAN選手としてはMMAファイターとしての試合を見せたい?

【YA-MAN】自分がMMAを2年間ずっと練習してきたので、その成果を見せたい。

――グラウンドや寝技の展開も見られるかも?

【YA-MAN】グラウンドの展開にもなると思います、テイクダウンに来ると思うので。前回の平本戦でテイクダウンを返せなかったので、今回はもっと面白い形で見せられるかな。

――YA-MAN選手は試合の数が多くて楽しみにされているファンも多いですが、今年の最初の試合が7月末で、この後はどのぐらいのペースで試合をやりたいと考えていますか?

【YA-MAN】今年は3試合かな。夏・秋・年末を目指してやっていきたいなと。いい試合をして勝たないと次につながらないので、ここをしっかり勝って年末につなげたいです。

――今回、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンということで、地元の埼玉の大きな会場です。YA-MAN選手にとって『THE MATCH2022』以来になると思いますが。大きい会場の試合っていうのは好きですか?

【YA-MAN】未来さんとやった『FIGHT CLUB』は観客が200人くらいだったけど、変わんないっすね(笑)。自分は相手しか見てないので。

――花道も長いので、ちょっと入場プランも豪華にする?

【YA-MAN】最近のRIZINはそのへんが厳しいじゃないですか。どうなるのかまだわからないし、去年末それで負けているので、ちょっと切り替えようかな。心機一転で変えようかなとも考えています。

●7・28『Yogibo presents 超RIZIN.3』対戦決定カード
・フェザー級
朝倉未来 vs. 平本蓮
・フライ級
扇久保博正 vs. 神龍誠
・フェザー級
斎藤裕 vs. 久保優太
・59.0kg契約
所英男 vs. ヒロヤ
・バンタム級
芦澤竜誠 vs. 皇治
・フェザー級
鈴木博昭 vs. YA-MAN

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