八木莉可子、初一人暮らしでピンチ「本当に一人じゃ生きられないなと思いました」家族の支えに感謝【オリコン ライターズ】
ORICON NEWS / 2024年6月2日 18時0分
顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。6月2日放送(深1:25)は、1日からスタートしている、日テレ系キャンペーン「Good For the Planet(=グップラ)」のサポーターを務めている八木莉可子が登場する。
【写真】「美し過ぎます」超ミニスカで圧巻美脚あらわな八木莉可子
■成人式で「家族の歴史や思い出も受け継ぐことができた」
「なんかすごい格好ですね(笑)。テーマとかあるんですか?」。対面して早々、ヘルメットとゴーグルを使って扮装する姿に、八木はちゃんと真面目に突っ込んでくれる。それだけではない。収録中には暑くないか、ゴーグルをしていてもちゃんと見えているのかなどと静かに気遣う。超いい人なのだ。
「グップラ」は、地球のため、未来のために持続可能な取り組み=「グップラ」なことを提案し、視聴者とともに「地球のため、未来のため、より良い暮らしのために今できること」を考えていく。
6月1日から9日までを「Good For the Planetウィーク」と題し、グップラサポーターに八木のほかに、カズレーザー(メイプル超合金)、AI、そしてグップラサイエンスサポーターとして桝太一を迎えてキャンペーンを行う。
今年のテーマは「地球にいいこと、人にいいこと。」。SDGs(持続可能な開発目標)の17項目を中心とした自然環境の保全や気候変動問題、健康と福祉、教育、貧困や飢餓、ジェンダー平等など多岐にわたるテーマを、情報・バラエティー・スポーツ・報道番組など「オール日テレ系」番組を通じ、視聴者の皆さんと一緒に考えていく。さっそく、サポーターとしてのオファーが来たときの率直な感想について聞くと「すごく嬉しかったです」とにっこり。
「大学では社会学を専攻して学んでいました。メディアを通して、地球や社会にいいことを与えることができるのかということを勉強していたので、卒業してすぐにこのキャンペーンの話をいただけてとても光栄でした」
同じくサポーターとしてキャンペーンをけん引するカズレーザーは、YouTubeをチェックしているほど気になっていた存在だっただけに、今回の共演は喜びもひとしおだったとか。
「視点がすごく独特なんです。地球にいいことをテーマにした話になったとき、『早く寝ることが大切じゃないですかね』と、さらっとおっしゃっていたのが印象的でした。みんなが早く寝ることで電気の消費量が減り、体にも良いっていう。たしかにそうだなって。私は全く想像できなかったので、そういう考え方ができて、改めてすごい人だなと思いました」
今回のキャンペーン期間中、広告にもサスティナブルな仕組みが取り入れられているという。
「『SHIBUYA109』 前で、太陽光発電を利用してサイネージにPR動画を流したり、屋外の垂れ幕広告は、掲示終了後に布として活用し、保冷バッグにリメイクして視聴者の皆さんにプレゼントしたりする予定です。キャンペーン全体が徹底して環境に優しい取り組みをしているんです」
ちなみに、この日着用していたキャンペーン用のブルーのシャツも、キャンペーンにまつわるものだという。
「このシャツは手作業で染められていて、多様性を表現するために色合いや模様が全て異なっているんです。生地も、再生可能な資源を原料に、環境に配慮して作られたレーヨン素材と自然環境や栽培に携わる人に優しい、オーガニックコットンの混合となっているんですよ」
再生可能な資源を使ったファッションアイテムについての現状について聞いた。
「最近は、多くのブランドが再生可能な資源を使用したアイテムを作っています。実際に着たらいままで着ていたものと変わらない、またはアイテムによっては、従来の素材で作られたものよりも着心地の良いものもあるくらい。ブランド側の環境意識と、商品の品質の高さは年々高まっていると感じます。環境に優しいアイテムを着ていると、自分が良いことをしているみたいで、ハッピーな気持ちになるんです。そういうポジティブなテンションを含めてファッションを楽しんでいます(笑)」
一つのものをずっと使い続けることも、今できる”地球にいいこと”の一つ。長年に渡って愛用しているものについてふれると、家族への思いが垣間見えた。
「成人式で、母が着ていた振袖を引き継がせてもらいました。あとそのときに、祖母が使っていたバッグも借りました。家族もすごく喜んでくれたのですが、私もとても嬉しかったです。新しく買い替えるのではなく、既存のものを大切に使うことで、環境にも優しい選択ができました。また振袖を引き継ぐという物理的なことだけでなく、家族の歴史や思い出も受け継ぐことができたので、すごく素敵なことだなと感じました」
キャンペーンソングであるAIの「ワレバ」は、“人は一人じゃ生きられない”など周囲への感謝の気持ちが込められた楽曲。過去に「一人じゃ生きられない」と思ったことがあるか聞くと「ありましたね……」と、苦笑交じりに回想する。
「それこそ2年半ぐらい前に地元の滋賀県から上京して、生まれて初めて一人暮らしを始めたときは、本当に一人じゃ生きられないなと思いましたし、自分がこれまでいかに家族に支えられて生きてきたかがわかりました。ある日、部屋のクーラーが壊れてしまったんです。街の電気屋さんなのかメーカーなのか、その時に誰に連絡すればいいのかまずわからなくて、その瞬間に、自分はまた社会の仕組みがわかっていないんだなと痛感しました。結局母に連絡してマンションの管理会社に連絡するということを教わりました(笑)。やっぱり何かあると、家族に頼ってしまうことが多いです」
■『やらない善よりやる偽善』気持ちふっきれ
地球や人のために「いいこと」をしようとする時は、えてして照れくささが伴う。そして中には、善行に対し「偽善者」と揶揄する人も少なからずいる。このことについて水を向けると、八木は「たしかにありますよね」と大きくうなずく。
「私も過去に『これ偽善じゃないかな?』って、めちゃくちゃ悩んだことがあるのですが、『やらない善よりやる偽善』という言葉を知ってからは、ふっきれました。この言葉のおかげで、迷いなく行動に移せるようになりました。あと、バタフライ効果ってあるじゃないですか。端的にいうと、チョウチョの羽のようにパタパタと小さなことを行うことで、最終的に予想もしていなかったような大きなうねりにつながるという現象。人や地球のために行う個人の『いい行い』って、まさにこれだと思うんですよ。チョウチョがぱたぱたと羽を動かすように、最初はすごく小さなことでも、それが実はいろんなところに影響を及ぼしていて、最終的にはすごく大きな優しさになるっていう。今回のキャンペーン中に、一人でも多くの方に、小さな行動を起こすようなきっかけが作れたら素敵だなと思います」
最後に改めて、「Good for the Planet」キャンペーンを通じて伝えたいことを聞いた。
「日常の生活の中で気づいた、本当に些細な『いいこと』から始めることで、その輪が徐々に広がると良いなと思っています。私たちが行動を起こすことで、周囲の人々にも良い影響を与え、ポジティブな連鎖が生まれたら世界中が幸せになるので」
インタビューを終えようとすると「あ、すみません。先ほど“いいこと”をするときは照れるというお話がありましたが、思い出したことがあって」と、再び言葉を紡ぐ。
「以前何かの本で読んだのですが、人や社会に対していいことをすると、自分も幸せになるそうで。つまり、他者や社会に対するいいことって、結局は自分のためにやっているということになるんです。そう考えると、恥ずかしくないですよね。だって自分のためですから。これって最高の循環だなって思います」
インタビューをひと通り終えても、キャンペーンにとって大事なことであると思えば、しっかりと補足するしっかり者。八木莉可子は、優しくて気遣いができる超いい人なだけではなく、何に対しても一生懸命なのだ。「Good For the Planet」キャンペーンの期間中、テレビを通じて映る彼女のひたむきな姿を見て、「いいこと」を起こすきっかけになる人もいることだろう。
(取材・文/キャプテン・オオサワ)
※取材の模様は、2日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深1:25)でもご覧いただけます。
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