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flumpool・山村隆太、人生初の映画出演&舞台あいさつ バンドの活動休止と役を重ねる「音楽という夢を諦めそうになった時があった」

ORICON NEWS / 2024年6月1日 16時30分

役への思いを語ったflumpool・山村隆太 (C)ORICON NewS inc.

 4人組ロックバンド・flumpoolのボーカルで、俳優としても活躍する山村隆太が1日、都内で行われた『風の奏の君へ』(7日公開)の完成披露舞台あいさつに参加した。

【集合ショット】笑顔で手を振る松下奈緒、杉野遥亮ら

 本作は、お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト・青江里香(あおえ・さとか)と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。監督・脚本を務めるのは映画の舞台となった岡山県美作市で育った大谷健太郎氏。同氏の「美作の小説と映画を全国に!」という構想から、あさのあつこ原作『透き通った風が吹いて』を原案に製作された。松下奈緒演じる里香と兄弟のやるせない恋のトライアングルが見どころとなる。



 里香と運命的な出逢いを果たす弟・真中渓哉を杉野遥亮が、その兄で、過去に里香と何かしらの関係があったと思われる・真中淳也を山村が演じる。本作がスクリーンデビュー作となる山村は冒頭のあいさつで「普段はflumpoolというバンドでボーカルをやっておりますが、僕としては初めて映画に今回出させていただいています」と笑顔で語り「拍手とか大丈夫ですよ」と観客に呼びかけると会場全体から拍手が。杉野から「逆に拍手ほしい人みたいな」とツッコまれていた。

 続けて山村は「映画館は普通座って観るもの。こうやって立って観客席を観る経験も初めてです。何しゃべっても、たぶん受けないだろうなという感覚が(笑)」と苦笑い。それでも「この真中淳也という役に対して、すごく気持ちを込めて、本当に自分の人生を懸けて演じさせてもらった」と力を込めていた。

 映画出演について「僕なんて素人が出ていいのかというところから始まった」と明かす。「プロの方の前に出るのはおこがましいなと思いつつ、最初に監督であったり、プロデューサーの方から『淳也という役柄は、夢に敗れて、好きな人からも逃げてきた』と。何か素直になっていない人物だったんです。そういう性格は、僕の中ですごく自分だなと思うところが多くて。あと、夢に敗れたっていうところも、昔バンドが活動休止したりして、音楽という夢を諦めそうになった時があったんです。監督とかプロデューサーから『その時の経験をもそのまま使ってください』と言われたんで。それなら自分にもできるかな、と。全く経験したことないことを演技することはできないんですけど、そういう自分の経験を求められてるならできるなと思って挑んでいきました」と撮影を振り返っていた。

 イベントには、松下奈緒、杉野遥亮、池上季実子、大谷健太郎監督も参加した。

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