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MISIA、ビビアン・スーとブラビ曲デュエット 台湾・花蓮地震被災地支援ライブ

ORICON NEWS / 2024年6月3日 14時12分

台湾・花蓮地震被災地支援ライブでビビアン・スーをゲストに迎えたMISIA

 歌手のMISIAが5月31日、東京・Billboard Live TOKYOで台湾・花蓮地震被災地支援ライブ『MISIA PEACEFUL PARK with ビビアン・スー 花蓮加油』を開催した。台湾出身のビビアン・スーをスペシャルゲストに迎え、ブラックビスケッツのヒット曲「STAMINA~スタミナ~」「Timing~タイミング~」のメドレーを披露するなどした。

【写真】ビビアン・スーと体を寄せ合って熱唱するMISIA

 MISIAは4月4日にデビュー25周年ツアー『25th Anniversary MISIA 星空のライヴXII Starry Night Fantasy』のファイナルを台湾・台北国際コンベンションセンターで開催予定だったが、その前日、台湾の東部沖を震源とする大きな地震が発生し、ライブは中止に。「被災地の力になりたい」というMISIAの強い想いから今回のライブが実現した。



 MISIAは観客や配信のカメラに向かって「このライブの収益の一部は、台湾の衛生福利部(保健省)公設の『財団法人賑災基金会』に寄付し、災害救助、医療、避難所支援などの復旧・復興活動に幅広く活用していただきます。今夜はライブと寄付を通じて、被害に遭われた皆様に祈りと想いを届ける夜にしましょう」と呼びかけ。そして、台湾出身のビビアン・スーを呼び込むと、2人はステージ上で抱き合った。

 ビビアンは「花蓮のためにこんなすてきなチャリティーのイベントを開催してくれてありがとう。すごく感動しました。MISIAは私の心の中の歌姫ナンバー1です。歌がうまいだけじゃなくて愛をいっぱい持って生きています。I love you, MISIA. Thank you」と感謝の想いを伝えた。

 ビビアンは、故郷への愛と希望を伝えるため、北京語の楽曲「愛笑的眼睛」を歌唱。再びステージに登場したMISIAが「すごく良い歌」と言ってサビの部分をハミングすると、驚いたビビアンが「今度一緒に歌いましょう」と約束した。

 MISIAはデビューした1998年当時、すでにブラックビスケッツの一員として日本でも活躍していたビビアンをよく見ていたという。2人がオーディエンスと一緒に「Timing~タイミング~」のサビを歌うと、次はビビアンがMISIAの「Everything」を観客と歌唱。会場はあたたかい雰囲気に包まれていった。

 さらに、ビビアンが初めて作曲した楽曲「翼」と、テレサ・テンさんの名曲「時の流れに身をまかせ」を2人で歌唱。「翼」の北京語歌詞はビビアンが、日本語歌詞はMISIAが歌った。

 本編最後の曲「愛をありがとう」を歌う前にMISIAは「この曲を作曲してくださったのは台湾のミュージシャンの方なんです。そして歌詞は私が書いて、2パターンあるアレンジをしてくださったのは船山基紀さんと、香港の方。だからこの曲はアジアで作った歌だなって思ってるんです。本当に音楽ってすごいですよね。たくさんの人とつながりながら音楽を作って、そしてたくさんの聴いてくださる方とつながることができる。こんなすてきなことってないですよね」。そう伝えると、花蓮への想いを込めて歌声を響かせた。

 アンコールではブラックビスケッツのヒット曲「STAMINA~スタミナ~」「Timing~タイミング~」のメドレーをMISIAとビビアンで披露。ファンキーなアレンジで観客を楽しませると、ラストは会場全体で「あなたにスマイル:)」でフィナーレを迎えた。

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