柴咲コウ、海外作品に意欲 日仏共同制作映画でフランス語せりふには苦労も「挑戦に意味がある」
ORICON NEWS / 2024年6月5日 21時14分
俳優の柴咲コウ(42)、黒沢清監督(68)が5日、都内で行われた映画『蛇の道』(日本では14日公開)の日本外国特派員協会の上映会に登壇した。柴咲は、全編フランスロケ・フランス語で撮影したという同作のエピソードを明かした。
【写真】上品…!透け感のあるトップスを着こなす柴咲コウ
フランスの映画制作会社CINEFRANCE STUDIOS(シネフランス・スタジオ)とKADOKAWAによる日仏共同製作による本作は、1998年に日本で劇場公開された黒沢監督の傑作サスペンス『蛇の道』をセルフリメイクした作品。
撮影で大変だったことを問われた柴咲は「やはり外国語でのお芝居」と明かし、「それも10年フランスに住んでいる心療内科医として、自然な佇まいでセリフを話すのは大変苦労しました」と語る。
続けて「あとは、現地のキャストさんやスタッフさんとコミュニケーションを取りたいけど、せりふ以外のフランス語はままならなかったので何を言ったらいいのか分からなかったんです。でも撮影の後半では、何が言いたいのかだんだんわかるようになって、少しだけフランス語で話せるようになりました。ちょっとずつ自分が成長しているのは楽しかったです」と笑みを浮かべた。
しかし、フランスでの撮影は「とても居心地が良かった」そうで、「“私はこう思う”“私はこう思わない”とはっきり言っていい雰囲気があってとても仕事がしやすいなと思いました」と振り返った。
苦労した“言語”においても「マルシェに行ってフランス語で買い物してみたり、タクシーに一人で乗ってみたりしてみました。大半はうまく伝わらないことばかりだったのですが、挑戦に意味があると思いました。海外の仕事は自分の殻を破って成長したい気持ちを高めさせてくれるので、これからもいろいろな言語の作品に挑戦したいと思っています」と日本以外での作品に意欲を語った。
8歳の愛娘を何者かに殺されたアルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、偶然出会ったパリで働く日本人の心療内科医・新島小夜子(柴咲)の協力を得ながら、犯人探しに没頭。復讐心を募らせていく。だが、事件に絡む元財団の関係者たちを拉致監禁し、彼らの口から重要な情報を手に入れたアルベールの前に、やがて思いもよらぬ恐ろしい真実が立ち上がる。
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