井上芳雄、安蘭けいにスピーチ順乗っ取られそうになる 『菊田一夫演劇賞』大賞で賞金100万円獲得で「分け方で喧々諤々」
ORICON NEWS / 2024年6月6日 12時44分
『第49回 菊田一夫演劇賞』の授賞式が6日、都内で行われ、『ラグタイム』上演関係者一同が演劇大賞を受賞し、カンパニーを代表して石丸幹二、井上芳雄、安蘭けいが登壇した。
【写真】良いショット!安蘭けいにスピーチ順乗っ取られそうになりタジタジな井上芳雄
受賞のあいさつで石丸は「どうもありがとうございます。このような形で『ラグタイム』が大賞を受賞させていただき、本当に心からうれしく思っております」としみじみ。「課題が山積してる状態でけいこが始まったんですが、演出の藤田(俊太郎)さんたちスタッフの皆様のいろんな知恵、アイデア、そして新たな解釈を加えながらけいこ場でどんどん練り上がって、受賞の対象になるような形まで仕上がってまいりました」と振り返る。
自身にとって思い入れのある作品でもあったそう。「個人的に約四半世紀前にニューヨークで見たこの作品に衝撃を受けまして。その時に受けた衝撃は人種問題ではありましたが、音楽の素晴らしさ。そこに私は心を打たれました。いつか日本でこの作品ができる日が来たらいいなと、思いをと持っていたんですが、時を経てここでそれがかなったことを本当にうれしく思っております」と喜びをかみ締めていた。
ここで次に井上がスピーチする予定だったが、安蘭がマイクの前に立とうするハプニングが発生。井上が「僕でいいですよね?」と確認すると会場には笑いが。「トリなんで」と井上が通告すると安蘭は「嫌だ!」と返し、仲の良さに再び会場に笑顔が広がった。
改めて井上は「先ほどいただいた賞金の金額(100万円)に、ちょっとホーっとなったところがあります。これからどういう風に分けるかっていうのが喧々諤々で話し合いたいなと思う」と笑わせながら「幹二さんがおっしゃったように、この作品を日本で上演するのは本当にたくさんの課題があったと思うんですけども、でもそれをみんなの力で乗り越えて、結果、日本人、アジア人だからこそできる表現で、この作品が皆様に、お客様にお届けできたっていうことをすごく僕たちは誇りに思っています」と感慨を語っていた。
安蘭は「改めて本当に素晴らしい作品に出会ったんだなと本当に感じています。言いたいことは本当に先ほど石丸さんと芳雄くんが言ってくださったので、私から述べることは何もございません」とにやり。それでも「1つだけ言いたいのは、演者やいろんなスタッフさん、本当にみんなの力でこの作品を作り上げて、 素晴らしいものにできたんだなと思います。そして、この作品を愛してくださったお客様がたくさん いらっしゃったんだなっていうことを本当にうれしく思っています」と感謝していた。最後は「とても大きな賞をいただき、そして素晴らしい賞金もいただき(笑)。これは本当にみんなでどうやって分けようかなって、それがこれからの課題かなと思います」と冗談交じりに語り、あいさつを締めくくっていた。
『菊田一夫演劇賞』は、1975年に日本の演劇界に偉大なる足跡を残した菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、その念願であった演劇の発展のための一助として創設された演劇賞。大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。
■『第49回 菊田一夫演劇賞』受賞者
演劇大賞:『ラグタイム』上演関係者一同(『ラグタイム』の高い舞台成果に対して)
演劇賞:柿澤勇人(『スクールオブロック』のデューイ・フォン役、『オデッサ』の青年役の演技に対して)、宮澤エマ(『ラビット・ホール』のベッカ役、『オデッサ』の警部役の演技に対して)、三浦宏規(『のだめカンタービレ』の千秋真一役、『赤と黒』のジュリアン・ソレル役、『千と千尋の神隠し』のハク役の演技に対して)、ウォーリー木下(『チャーリーとチョコレート工場』、『町田くんの世界』の演出の成果に対して)
特別賞:前田美波里(永年のミュージカルの舞台における功績に対して)
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