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13歳差の夫婦、20代夫はなぜ30代シンママと結婚? 「10年後捨てられる」批判あっても発信するワケ

ORICON NEWS / 2024年6月7日 8時30分

(写真左から)夫・こうせいさん&妻・まりこさん(写真提供:ポンコツらいす☆年の差カップル)

 先日、俳優の高橋一生と飯豊まりえの17歳差婚が話題となったが、芸能界のみならず、YouTubeやSNS界隈でも“年の差カップル”は注目されがちだ。妻まりこさん(39歳)&夫こうせいさん(26歳)の13歳差の『ポンコツらいす☆年の差カップル』も、23.6万人のチャンネル登録者数を誇っている。2人に、結婚に至るまでの葛藤やアンチへの対処、結婚をためらう人へのアドバイスまで、赤裸々に語ってもらった。

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■「年上好き」なわけではない夫、妻には不安も「今後、子どもが産めるかもわからない」

 『ポンコツらいす☆年の差カップル』(@marikousei.uw)は、2022年からYouTubeでの動画配信をスタート。妻まりこさん(39歳)と夫こうせいさん(26歳)の日々の暮らしや子どものこと、さらには夫婦の性事情にまで踏み込んだ動画が人気だ。そう言うと、一見きわどい内容を想像してしまうが、2人が真摯かつポップに語る内容は、「すごく勉強になる!」「夫にも見せなきゃ」と、多くの人たちの心をつかんでいるようだ。



 そんな『ポンコツらいす☆年の差カップル』のまりこさん、こうせいさんは、もともとカフェで出会って意気投合し、友だち関係に。やがて、生き方やお金についての考え方が似ていることがわかり、パートナーとして意識するようになったそう。こうせいさんは、「男女のキャッキャした感じからではなく(笑)、人生観が合ったことが始まり」と明かす。

――内面から惹かれ合ったお二人ではありますが、13歳の年の差は気にならなかったですか?

【こうせい】僕のことを“年上好き”と思っている人もいるみたいですが、そんなことはなくて。まりこは人間的にすごく魅力的だから、一緒にいて楽しくて、年齢はまったく気になりませんでした。

【まりこ】こうせいは厳格なおじいちゃんに育てられたせいか、私より昭和くさいというか(笑)。なんだか父親みたいで年下らしくなかったので、まったく気になりませんでした。年の差を感じたのは、カラオケに行ったときとか、観ていたアニメやテレビ番組、知っている芸能人が違うとか、それくらいですね(笑)。

――ただ、結婚となると、一歩踏み出すには迷いや葛藤もあったのでは?

【まりこ】それはもちろんありました。本当に私でいいのか、めちゃくちゃ確認しました。年の差はもちろん、私はシングルマザーで2人の子どもを育てていましたし。自分の年齢を考えると、今後、こうせいの子どもが産めるかどうかもわかりませんから。

――こうせいさんはいかがですか?

【こうせい】僕は「まりこの代わりはいない」という確信があったので、そのへんはまったく気になりませんでした。まりこと2人の子どもといる状態がすごく幸せだったので、それを手放してまで、自分の子どもを作るために別の人を探すなんて考えられなかった。

――なるほど。

【こうせい】ただ当時、僕は派遣社員でそんなに収入もなくて、まりこもコロナ禍でヨガインストラクターの仕事がなくなっている状態だったので、金銭面でやっていけるのかという迷いはありました。でも、とにかくお互いが一緒にいたかったのと、子どもたちのためにもきちんとしなければという気持ちが一番。世間体や先のことを考えていたら、何も進めませんからね。

【まりこ】2人でいっぱい話し合って、出てきた課題はその都度2人で考え、一緒に乗り越えていこうって決めました。

■「一番の理解者で味方だった」それぞれの母親からの反対

――親御さんなど、まわりからの反対はありませんでしたか?

【こうせい】まず、友だちには「そんな年上はさすがにやめておきなよ」と、めちゃくちゃ止められました。何より悲しかったのは、お互いにとって一番の理解者で味方だったそれぞれの母親から、ものすごく反対されたことでした。拒絶されて、数年ちょっと縁が切れた状態になりました。

――まりこさんが13歳上であること、子連れであることが原因ですか?

【こうせい】僕たちや子どもたちが世間からどう見られ、どう言われるか。金銭的にやっていけるのかという心配が反対の理由でした。

【まりこ】私の母は私が22歳のときに離婚しているんですが、私と弟が成人するまでは気持ちを押し殺して、離婚せずにいてくれたんです。それもあって母は、まだ小さい私の子どもたちの気持ちを心配したんだと思います。それに加えて、私と前夫との離婚からそれほど年月が経っていなかったことも。さらに、コロナ禍でほぼ無職状態の私が、20歳そこそこのそれほど収入がない男性とやっていけるのかと、その点でも反対されました。

――どう対処したのですか?

【こうせい】親を悲しませてでも、一緒にいたい相手とお互い初めて会ったという気持ちだったんですよね。自分の人生にはこの選択しかないと思ったので、2人で幸せな姿を見せていくしかないねと話し合いました。実際、2人で楽しく暮らし、真剣に前を向いて生きている様子を知って、正式に籍を入れる段階では「応援する」と言ってくれて。それからはいろいろサポートしてくれるようになりました。

――そんな2人の生活をYouTubeやSNSで発信しようと思ったのは?

【こうせい】TikTokに2人でふざけている動画を上げたら、けっこう再生されて。喜んで見てくれている人がいることが嬉しかったので、本格的にTikTokを始めました。その後、フォロワーが1万人になった頃に、YouTube動画のお誘いをいただきました。

――「年上妻のどこに惚れたのか」「年下彼氏の魅力とは」など、さまざまな企画をあげていますが、一番人気なのが性事情について語った回。「ぶっちゃけ!年の差夫婦の性事情は…」は、109万回視聴となっています。

【こうせい】日本人って、性についてオープンに話さないところがありますよね。でも、パートナーシップと性って切り離せないものだし、隠すものでもないし、バカにするものでもない。本当は真面目に話すべき内容だと思って。

【まりこ】みんな性行為によって生まれてくるのですから、それを恥ずかしいと思うのって不自然ですよね。私たちが発信することで、性の大切さを夫婦間でも親子間でももっとオープンに話せるきっかけになったらと思いました。

■荒波乗り越えた年の差カップル、「問題のない人生なんてない、一緒に解決していけばいい」

――最近では芸能人の年の差婚に対し、SNS等で批判したり誹謗中傷をしたりする人がいます。動画を観る人が多いだけに、お二人にもそういったことはないですか?

【まりこ】「10年後捨てられるだろう」とか「親子みたい」とか「オバサン」とか、めちゃくちゃきます。自分はもう年の差なんて気にしていないつもりだったんですが、そうやって言語化されたものを見たときは、グサグサ胸に来るんですよね。ということは、深い部分ではまだすごく意識していたんだな…ということに気づかされました。同時に、こうせいが「俺がわかっているから大丈夫」と安心させてくれていたので、私にとってこうせいの言葉が一番大事だということも再確認しました。ただ、客観的に私たちを見た人のコメントが、自分たちがその時、向き合うべきテーマになるということにも気づかされました。

【こうせい】自分たちが世間からどう見られているかを知って、それについて語り合い、「自分たちが解り合えていればいいよね」と納得することで、むしろ夫婦の絆をより強めるきっかけになった気がします。とはいえ最初は、アンチコメントに過剰に反応してしまって、ものすごく怒りを感じていました。

――いろいろなことを2人で乗り越えてきたんですね。そんなお二人に、最後に結婚についてのお考えをお聞きしたいです。最近は「結婚したくない」「コスパが悪い」と言う人が増えたり、婚活が逆に男女の対立を生んだり。結婚が、ものすごくハードルの高いもののようにも見えています。

【こうせい】マッチングアプリや婚活では特にそうだと思うんですけど、年齢とか職業とか年収とか、プロフィールで相手を決めがちですよね。でも、数字ではなくて、一緒にいて心地いいとか、相手の人間的な部分を大切に見てほしいと思います。

【まりこ】私はこうせいと出会う前は条件付きで相手を見ていましたし、自分自身も妻としての条件を作っていました。でも、こうせいと私は条件とは無縁な状態で知り合って。ずっと順調だったわけではありませんが、自分に嘘をつかずにいられる相手となら、きちんと向き合って、どんな問題も一緒に乗り越えられると痛感しました。相手といることで幸せになれるかどうかよりも、大変なことを大変と思わずいられる相手かどうか。問題のない人生なんてないですし、問題は一緒に解決していけばいいのですから。それができる相手かどうか、自分の気持ちに正直に相手を見てほしいと思います。


(文:河上いつ子)

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