江口のりこが追い詰められていく…映画『愛に乱暴』8月30日公開日決定、謎が深まる予告編解禁

江口のりこ主演、映画『愛に乱暴』（8月30日公開）ポスタービジュアル（C）2013 吉田修一／新潮社 （C）2024 「愛に乱暴」製作委員会

　俳優の江口のりこが主演する、息もつかせぬ緊迫感に包まれたヒューマンサスペンス映画『愛に乱暴』の公開初日が8月30日に決定し、本ビジュアルと予告編が解禁となった。

【動画】映画『愛に乱暴』予告編

　本作は、『悪人』『怒り』など人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭くあぶり出してきた吉田修一の同名小説を、『おじいちゃん、死んじゃったって。』『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督が映画化。共演には、小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみからが名を連ね、江口ふんする主人公を追い詰めていく。

　この度解禁となった本ビジュアルは、主人公・桃子が部屋の畳に頭をつけ、床下に耳をそばだてているような、深い思惑を秘めた表情の江口を大胆な構図で捉えたもの。「女は床下に愛を隠す」という謎めいたコピーと縦に大きくあしらわれたタイトルロゴと相まって、彼女の心の深淵を垣間見るようなインパクトの強いビジュアルとなっている。

　あわせて解禁となった予告編は、桃子のしあわせな日常を襲う不穏な出来事の数々が描かれる。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、愛猫のぴーちゃんの失踪、怪しい隣人、義母との認識の食い違い、夫から浮気の告白など…桃子の周辺で一体何が起こっているのか？

　物語を紐解くキーワードとなるシーンが散りばめられた予告編の後半では、何者かに追われ疾走する桃子、猫の鳴き声に導かれ床下に潜る桃子など、非日常な世界に足を踏み入れてしまった主人公が、泥だらけで「やめてください！私を変人扱いするのは！」と叫ぶ様子が切り取られ、果たしておかしいのは桃子なのか周囲なのか、謎が深まる予告編となっている。

　7月5日から発売予定の本作のムビチケカードの購入者は、映画の重要なキーアイテムとなる「黄色い小花」をモチーフとしたエコバッグを先着でプレゼント。

　また、本作は歴史あるチェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭（6月28日～7月6日開催）のコンペティション部門に出品も決定している。