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舟山久美子、怒った父親に「携帯逆パカされ…」“くみっきー”ギャル時代を振り返り

ORICON NEWS / 2024年6月12日 8時0分

舟山久美子 (C)ORICON NewS inc.

 モデル・タレント、実業家としても活動するくみっきーこと舟山久美子がPopteen卒業10年となる今年、10年ぶりに著書『ちゃんと自分を好きになる。』を発売した。ギャルモデル時代の苦悩、恋愛の失敗などを告白。いかにして現在の穏やかでブレないマインドにたどり着いたかを語った。同書から、父親との関係についてつづったエピソードを、一部抜粋して紹介する。

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■ギャルになる、それがわたしが自分で選んだ最初の一歩

 雑誌『Popteen』時代のわたしを覚えていてくれる方たちから、ギャルになったきっかけを聞かれることがあります。もちろん「ギャル」という存在への憧れもあったものの、家族との関係もきっかけのひとつでした。



 わたしの父は自営業だったのですが、バブル時代が終わり、わたしが成長していくとともに事業が悪化していきました。業績が好調だったころは忙しくあまり家にいなかった父ですが、だんだんと家にいる時間が増えていったことを覚えています。

 もともと一緒に過ごすことが少なかったため、兄とわたしにとって父はちょっと緊張する存在でしたが、家にいるようになった父は子どもたちに対して厳しく、わたしは家の中で息苦しさを感じるようになっていきました。

 中学生のころのわたしはおとなしくて、先輩からいじめられたこともありました。どうしたらいじめられなくなるんだろう?と色々試しても結果は変わらず、「何をしても悪口言う人は言うんだなぁ」という諦めに近い教訓を得ました。

 そんなわたしの楽しみは、ちょっとだけメイクをしてみたり、ヘアアレンジに凝ってみたりすること。自分の顔のコンプレックスだった部分をメイクで変えられることが分かったら楽しくて仕方なくて。さらに、友達にメイクをしてあげたり、髪をかわいくしてあげるととても喜んでくれる!人に喜んでもらえたことが本当に嬉しくて、ますますメイクやおしゃれに夢中になっていきました。

 高校に入るころには、勉強よりもギャルになることに熱中するわたしに、父はますます厳しくなっていきました。夏休みにつけたエクステはもぎ取られ、携帯は逆パカ(当時は2つ折りの携帯電話。怒った父が開閉方向とは逆に折りました)され……。怒られても、わたしは父にますます反発し、父の言う通りにはなりませんでした。いま思えば、自分が見つけた楽しいこと、人を喜ばせることを、お父さんにも認められたいという気持ちがどこかにあったんですよね。

 『Popteen』にスカウトされモデルの仕事を始めたことは、父には内緒にしていました。母はあまり怒ったりわたしを否定したりすることなく、友達感覚でなんでも話せる関係だったので、母にだけ打ち明けて。いつか、モデルとして雑誌の表紙を飾れば父も認めてくれるだろう。そう思って、父には黙ってモデルを続けました。

 父は、子どもたちに対して「いい学校に行き、いい会社に入る」という将来を期待していました。父が期待する人生は分かっていましたが、それで本当に幸せになれるんだろうか? わたしにはそうは思えませんでした。父に厳しくされればされるほど、「自分の人生だから自分で決めたい」という思いを強くしていったのです。

 でも、自分の選んだ人生を進むなら、親にちゃんと認めてもらえる人生にしなくては。そう考えたわたしは、父にも認めてもらうためギャルもモデルも本気でやろうと心に決めたのです。

 あのとき、父にとても厳しくされたからこそ、わたしは自立の一歩を踏み出すことができました。自分で覚悟して決める、という経験をしたからこそ、自分の人生は自分で責任を取る、ということを学ぶことができたし、その後の人生であえて困難な方を選ぶような決断もできるようになったのだと思います。

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