東京の次はフロリダ、ウォルト・ディズニー・ワールドが今夏の新情報を発表

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの新アトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー」 （C）ORICON NewS inc.

　米フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジックキングダム・パークで現地時間10日、メディア向け特別ショーケース「Dig A Little Deeper」が開催され、今月28日にオープンする新アトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー」の紹介やリニュアルされる「カントリー・ベア・ミュージカル・ジャンボリー」のオープン日の発表などが行われた。

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　日本時間6日に東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」のオープニングセレモニーにも出席していたディズニー・エクスペリエンスのジョシュ・ダマーロ・チェアマンは、「東京の次はフロリダ！」と注目を促した。

　今月28日にオープンする新アトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー」のプレゼンテーションでは、ディズニー・アニメーション・スタジオの『プリンセスと魔法のキス』（2009年公開）で主人公ティアナの声を担当したアニカ・ノニ・ローズが、アトラクション用の新曲「スペシャル・スパイス」を生パフォーマンス。 その後、アトラクションの試乗会も行われ、最大約15メートルの落差を滑り下りるクライマックスに、試乗した人たちは大興奮だった。

　このアトラクションでは、映画『プリンセスと魔法のキス』の後日譚が描かれ、ティアナとナヴィーン王子のその後の生活を垣間見ることができる。なんと、ティアナはレストランだけにとどまらず食品会社「ティアナ・フーズ」を起業して、大成功。自分を支えてくれた家族や友人、そしてコミュニティ全体にティアナが感謝を伝えるためにパーティーを計画するが、その準備にちょっとした混乱があり、パーティーで演奏するミュージシャンが足りなかったことが判明。 ティアナはジャズ好きのワニ、ルイスと一緒に曲がりくねったバイユー（細くて、ゆっくりと流れる小川を）を巡る冒険に出かけるというストーリー。

　ティアナ役のアニカ・ノニ・ローズ、ルイス役のマイケル＝レオン・ウーリー、ママ・オーディ役のジェニファー・ルイスが続投している。映画でおなじみの楽曲に加え、PJモートンやテレンス・ブランチャードとコラボレーションしたアトラクションオリジナルの楽曲も楽しめる。

　このほか、1971年の開業時からある熊たちの陽気なミュージカルショー「カントリーベアミュージカルジャンボリー」のリニューアルについて、初演が7月17日に決定したことも華々しく発表された。ウェンデルとビッグ・アル（カントリー・ベアーズ・ファミリー・バンドのメンバー）が登場し、新しい衣装を披露。ショーに登場するすべてのクマたちの衣装は一新され、カントリー風の衣装の中にディズニーの名作映画を彷彿とさせるイースターエッグがあることが明かされた。

　また、音楽部門のシニア・クリエイティブ・ディレクターのブレット・スウェイン氏が登壇して、ナッシュビルのクラシックなミュージカル・レビューに敬意を表し、ディズニーの名曲をどのようにカントリー風にアレンジしたかを説明。ディズニー・アニメーション・スタジオの『ズートピア』の「Try Everything」をカントリー歌手のエミリー・アン・ロバーツが生披露するサプライズもあった。

　今秋にディズニー・ハリウッド・スタジオに改装されたアニメーション・コートヤード・シアターで初演される『リトル・マーメイド ミュージカル・アドベンチャー』については、モーションキャプチャー技術を活用した舞台裏の様子やコンセプトアートが公開された。

　ディズニー・アニメーション・スタジオの名作『リトル・マーメイド』にインスピレーションを得た、新しいミュージカル・ショーで、自分の居場所を探しているヒロイン、アリエルの視点から物語が語られる。以前のショーの要素をベースにしながらも、パペットが一新され、おなじみのミュージカル・ナンバー「トリトンの娘たち」と「キス・ザ・ガール」も追加されることが明らかになった。