冷めてもボソボソしない技あり“スパサラ”に244万再生「子どもと夫が何度もおかわり」「食べてビックリ！」

幼稚園でも提供されている“スパサラ”の神レシピとは…（画像提供＠suzu_mama_recipe）

　ハム嫌いの５歳児ときゅうりが苦手な2歳児。そんな姉妹でも「ちゅるちゅる食べた」という冷めてもくっつかない『スパサラ』レシピに反響があり、「ボソボソしないでクリーミー！」「子どもと夫が何度もおかわりする」「食べたらビックリするほど美味しい」などのコメントが寄せられている。レシピを投稿したのは、管理栄養士歴14年のすずママ(＠suzu_mama_recipe)さん。定番ながら奥が深い“スパサラ”と幼児食のコツについて話を聞いた。

【画像】「クリーミーすぎ…！」冷めても美味しい技あり“スパサラ”の作り方

■ツヤとろなソースの秘密はヨーグルト　時間がたってもくっつかず、味わいも爽やかに

――『幼稚園のスパサラ』の投稿に244万再生を超える反響がありました。名前に“幼稚園の”と付いていますが、このレシピの背景を教えてください。

「これは大学時代の同級生で、幼稚園の管理栄養士をしている友人から聞いたレシピです。冷めてもボソボソしないと教えてもらったので、真似して作ってみました」

――すずママさんもかつて給食会社で働いていたそうですが、このレシピはご友人の幼稚園レシピだったのですね。娘さんたちが食べたときの反応はいかがでしたでしょうか。

「長女はハム、次女はきゅうりが苦手なんですが、そんな娘たちでもちゅるちゅると食べてくれました！」

――“スパサラ”には様々なアレンジがありますが、このレシピの特徴や魅力はなんだと思いますか。

「ヨーグルトを加えるのが特徴的かな、と思います。マヨネーズの量を減らせるし、あえるソースに独特のツヤとろ感が出ます。『スパサラ』って、サラダの分類にしてはカロリーが高めなので重たく感じることもあると思うんです。マヨネーズの量が少ないことでカロリーが抑えられるし、ヨーグルトの酸味があるため、さっぱり食べられるのもこのレシピの魅力ではないでしょうか」

――より美味しく作るコツや注意点などがあれば教えてください。

「動画では、簡単に作って貰いたかったので『茹でたスパゲティに油を絡める』という説明だけにしましたが、実はくっつかないコツはほかにもあります。茹であがったスパゲティをザルにあげたら、よく水で洗いながら冷ますこと。油をまわしかけ、すぐにソースと和えるとさらにくっつきにくくなるので、試してみてください」

■偏食＆食べムラには匂いや見た目の対策が効果的　スムージーにするのもおすすめ

――自身も、2人の娘さんの偏食や食べムラに悩まれているというすずママさん。野菜が苦手なお子さんを持つパパやママに、何かアドバイスはございますか。

「とにかく細かくして、好きなものと混ぜると子どもが食べやすくなるかと思います。カレーやハンバーグ、お好み焼き、蒸しパンなどのメニューに混ぜてみたり、果物と一緒にスムージーにしたりするのがおすすめです。スムージーには、ヨーグルトやはちみつを加えるとさらに飲みやすくなりますよ」

――確かに、スムージーならジュース感覚で飲んでくれそうです。

「また、匂いや見た目が苦手だった場合、調理の工夫で食べられるようになることもあります。調理前に水にさらしたり、下茹でしたりして匂いを軽減させてみてください。また、切り方や盛り付け方をいつもと変えたり、可愛い見た目にしてみたりするのも効果的です」

――Instagramでは「誰でも簡単 おうち給食」をテーマに、さまざまなレシピを紹介なさっています。最後に、投稿を通してどんなことを伝えたいと思っているか、お聞かせください。

「私はこれまで『家でも給食のようにおいしくて、栄養満点な食事を作れる』というのをコンセプトに、レシピを発信してきました。苦手な食材でも、切り方や調理法を工夫することで子どもが食べられるようになることがあります。私自身が娘たちの偏食と向き合ってきて発見したことや、美味しかったものをレシピにしているので、それが同じ悩みを持つ方たちのヒントになったり、献立作りに役立ったりしたら嬉しいです」

――多くのママ・パパの助けになっていると思います。

「それと、私もなるべくラクがしたいズボラな性格でもあるので、どのレシピも時短を意識した、簡単にできるものばかりです（笑）。日々の食事作りを楽するヒントにもなると思うので、ぜひ活用して欲しいですね」