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北野武監督、Amazon MGMスタジオと長編映画製作へ「新たな挑戦にわくわく」

ORICON NEWS / 2024年6月19日 7時0分

長編映画の製作を発表したAmazon MGMスタジオのジェームズ・ファレル氏(左)、北野武監督(右)

 米Amazonの映画・テレビ制作部門であるAmazon MGMスタジオは19日、その作品性で世界中から賞賛を浴び続けている北野武が監督・脚本・主演を務める長編映画の製作を発表した。

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 北野監督は「映画を撮り始めて数十年が経ちましたが、各国で映画製作をしているAmazon MGMスタジオとタッグを組むのは自分自身にとっても新たな挑戦でわくわくしています。現在鋭意制作中なので、続報にご期待ください」とコメント。

 北野監督は1989年に『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。以来、『ソナチネ』(93年)、『キッズ・リターン』(96年)、『アウトレイジ』シリーズ(2010~17年)など、計19本の長編映画を手がけてきた。1997年には『HANA-BI』が「第54回ベネチア国際映画祭」で日本作品としては40年ぶりとなる金獅子賞(同映画祭の最高賞)を受賞。



 その後も『座頭市』(2003年)が「第60回ベネチア国際映画祭」で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞するなど、著名な映画祭で賞を獲得して来た数少ない日本人映画監督の一人として国際的な評価を確立している。昨年公開された『首』は「第76回カンヌ国際映画祭」にてワールドプレミアを開催し、大きな話題を集めた。

 北野監督の長編映画を製作するAmazon MGMスタジオは、「第96回アカデミー賞」で脚色賞を獲得した映画『アメリカン・フィクション』や、ゴールデングローブ賞受賞のドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』など数多くの良質なアメリカ国内の作品を手がけるだけでなく、「第80回ゴールデングローブ賞」外国語映画賞を受賞した映画『アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜』など、国際的なコンテンツを世界に向けて展開している。

 日本を代表する映画監督の北野監督と手がけるプロジェクトは、各国の優秀なクリエイターたちの作品を世界中に届けるべくAmazon MGMスタジオが掲げているビジョン「Home for Talent(才能がある人が集まる場所)」を象徴する歴史的な取り組みとなる。

 Amazon MGMスタジオ インターナショナル・オリジナル責任者ジェームズ・ファレル氏も「型破りなスタイルで世界中のお客様に驚きと感動を与え続けている北野武監督と新しいプロジェクトに取り組めることを大変喜ばしく思います。Amazon MGMスタジオは世界中のお客様に才能あふれるクリエイター達が生み出した作品を、国境を越えていつでもどこでも楽しんでいただけるよう、国際的なプロジェクトにも力を入れており、日本が誇る世紀の鬼才とタッグを組めることは新しい挑戦でありながら、正に我々が目指している理想の形です。Amazon MGMスタジオとの取り組みで“世界のキタノ”がどのように暴れてくださるのか、とても楽しみにしています」と大きな期待を感じさせるコメントを寄せている。

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