Netflixでも配信開始！近年本国で大ヒットを記録した“スカッと痛快”な韓国ドラマ3選【ハングクTIMES】

『復讐代行人～模範タクシー』（C）SBS

近年本国で続々ヒットを飛ばしているのがスカッと痛快な気分になれる"サイダードラマ"。本記事では、憂鬱な気分をスカッとさせてくれる！ダークヒーローものから、痛快な復讐劇まで近年本国で大ヒットを記録したスカッと痛快な韓ドラ3選『復讐代行人～模範タクシー』、『アゲイン・マイ・ライフ～巨悪に挑む検事～』、『ワン・ザ・ウーマン』をご紹介します。

【場面写真】変幻自在な演技に爆笑！痛快コメディ『ワン・ザ・ウーマン』

■『復讐代行人～模範タクシー』

【あらすじ】
世間の批判を浴びながら性犯罪者の男が出所する。ところが刑務所を出たばかりの男を乗せたタクシーが行方をくらましてしまう。姿を消した男を捜すため捜査を始めた検事のカン・ハナ（イ・ソム）は、タクシー運転手のキム・ドギ（イ・ジェフン）と出会う。そんなドギは被害者に代わって復讐を代行する“模範タクシー”のメンバーとして、人知れず悪人を懲らしめる日々を送っていた。法では裁くことのできない社会にはびこる悪を前に、自らの正義を掲げるドギもまたつらい過去を抱える1人だった。

そんな中、また新たな被害者から依頼が入り、ドギは復讐のために模範タクシーを走らせる。
【見どころ】

最高視聴率16%という高視聴率を記録したシーズン1に続き、シーズン2も21％という23年最高となる高い視聴率を記録した大ヒットシリーズ『模範タクシー』。本作は、「正義が失われた社会、電話一本でOK」ベールに包まれたタクシー会社のムジゲ運輸とタクシー運転手が、被害者の代わりに復讐を完成させる復讐代行劇。

不当な労働搾取、いじめ問題、性的動画による犯罪など、極悪非道な事件ばかり次々登場するので、怒りを通り越して引いてしまうのですが、驚きなのは登場する事件は韓国で起こった実際の事件を基にしているということ。痛快ドラマを謳いながらも、社会告発のメッセージも込められた社会派な一作なのも見どころです。

法で裁かれない極悪人たちを次々と成敗していく様がスカッと痛快な一方で、模範タクシーの復讐代行が正しい行いなのかと言われればそうではないのがまた本作のミソ。復讐が復讐を生む恐ろしさまで描かれていて、果たして本当の正義とは何なのか？と終始考えさせられます。

怒りと悲しみに満ち溢れた暗ーいドラマかといえばそうでもなくて、コミカルさも忘れないエンタメ要素もしっかりあるのも本作が疲れないところ。異なる能力を持つ個性的なメンバーたちの抜群のチームワークと、抜群の掛け合いがまた良い！
そして何といっても怒りに満ちた目つきと華麗なアクション演技、さらにはクスッと笑ってしまうコミカル演技まで自由自在に操るイ・ジェフンがもう大優勝！彼の七変化を見るだけでも充分楽しめること間違いなしです。スピード感溢れる痛快ドラマに夢中なり、鬼の速さで2シーズン一気見してしまうこと必至！

▼配信情報
『復讐代行人～模範タクシー』U-NEXT、Netflix、Lemino（レミノ）などで配信中

■『アゲイン・マイ・ライフ～巨悪に挑む検事～』

【あらすじ】
法と正義があれば全ての悪を裁けると信じている、熱血検事のヒウ（イ・ジュンギ）は、絶対悪である政界の大物チョ･テソプ（イ・ギョンヨン）を捕まえる寸前で、無念にも殺されてしまう。すると、死の淵で出会った冥土の使いから「テソプに罪を償わせること」を条件に二度目の人生を与えられる。
15年前から人生をやり直すことになったヒウは、一度目の人生の経験を基に綿密な作戦を立て、テソプへのリベンジを誓う。過去に出会わなかった仲間たちと協力をしながらもテソプに立ち向かうが、彼を待ち受けていたのは過酷な運命で…。ヒウの2回目の人生を懸けた、壮大な復讐劇が始まる。
【見どころ】

同時間帯視聴率No.1＆自己最高瞬間視聴率13.4％を記録する大ヒットを記録した本作は、韓国で人気のウェブ小説を原作に、無念の死を遂げた正義感溢れる熱血検事による、二度目の人生を懸けた壮大な復讐劇。

世の中の悪VSイ・ジュンギ様とかもう面白くないわけないんですよ...。人生2回目といえば、『財閥家の末息子』とか、最近でいえば『私の夫と結婚して』とか韓ドラでは鉄板ネタですが、本作が胸熱なのは、一度目の人生にはいなかった“仲間たちと共に”、悪へと立ち向かっていくところ。

裏切りばかりの世の中で、正義の心を持つ仲間がどんどんヒウの元に集まってくるのが凄く良くて。悪いヤツに復讐するだけではなくて、心が温まるヒューマン要素が濃いのもほっこりポイントです。

敵は、表向きは誠実なゆえに民衆からは信頼を得ているものの、実は超悪党の政治家テソプ(悪役アベンジャーズの一人イ・ギョンヨン！笑)。一筋縄ではいかない相手だからこそ、検事の時の知恵と、未来を知っていることを生かして、相手を倒すために周到に復讐の準備をしていくわけです。

しかも作戦がめちゃくちゃに手が込んでいるので、観てるこちらまで騙される、先の読めない頭脳戦がまた面白い！

あと、余裕で大学生もイケるイ・ジュンギ様の美貌、何事ですか？検事の時のスーツで決めた姿がカッコ良すぎるうえに、アクションもキレッキレすぎて、改めて惚れ惚れしてしまいました。痛快アクションにスカッとして胸熱ドラマにジーンとする、一気見必至の一作です。

▼配信情報
『アゲイン・マイ・ライフ～巨悪に挑む検事～』U-NEXT、Netflix、Huluなどで配信中

■『ワン・ザ・ウーマン』

【あらすじ】

ソウル中央地検の検事チョ・ヨンジュ（イ・ハニ）は出世欲が強い一方で、暴力団から裏金を巻き上げるなど幅を利かせていた。ある日、極秘捜査でオークション会場に潜入したヨンジュは自分とそっくりなカン・ミナ（イ・ハニ）を見て自分の目を疑う。

そんな時、犯人が会場に現れ、ヨンジュは後を追うが車にひかれてしまう。病室で目を覚ましたヨンジュは記憶喪失になったうえにハンジュグループの嫁であるミナに間違われていた。

そんな中、ハンジュグループの後継者だったハン・スンウク（イ・サンユン）がアメリカから帰国し、初恋の相手ミナに再会する。スンウクはミナが別人であることに気づくが、ハンジュグループに隠された闇を暴くため手を組むことにする。

【見どころ】

最終回は首都圏視聴率18.5％、全国視聴率17.8％、瞬間最高視聴率は22.7％まで跳ね上がるヒットを記録した本作は、ルックスが双子のように同じ検事と財閥の奥様が、ある間違いの事故により立場逆転！記憶喪失になってしまった“口の悪い”検事が財閥家で暮らしながら、過去の事件に立ち向かっていく痛快コメディ。

何かにつけてグチグチ言う義母や、妻の目の前で他の女性を連れて現れる夫…。財閥家族にいじめられ、何も言えず我慢するだけの典型的な“サンドバッグ”だった財閥の奥様が、検事に入れ替わる事で、突然理路整然と早口で捲し立て大反撃していく様に笑いが止まりません！

同時に、どんな苦境にあっても、前向きに、エネルギッシュに立ち向かうヨンジュのブレない真の強さに、グッと心惹きつけられてしまいます。「イ・ハニの、イ・ハニによる、イ・ハニのためのドラマ」と本国でも言われていただけあって、彼女の変幻自在な演技に、爆笑してスカッとして、グッときて、観終わったらパワーと元気をもらっている…。そんな一作です。

さらに財閥後継者だったスンウク（イ・サンユン）との、甘すぎない大人ロマンスも大きな見どころ。互いにクールで冷静ながらも、ちゃっかり嫉妬する姿には、微笑ましくもキュンとすること間違いなし！

ラストにある2分程度のエピローグがこれまた秀逸で…！時には爆笑をさらい、時には予想外の展開に驚き…と最後の最後まで視線を奪われてしまいます。イ・ハニとの過去の共演つながりで、『熱血司祭』のキムナムギル様が神父スタイルで登場したり、映画『エクストリームジョブ』のチン・ソンギュがチキンを配達したりと小ネタ満載なのも見逃せません！

▼配信情報
『ワン・ザ・ウーマン』U-NEXT、Netflix、Huluなどで配信中

（文：Dramawriter Nana）