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『ばいばい、アース』ファイルーズあい&内山昂輝がプレミア上映会に登場 原作刊行から24年「この時代にアニメ化する価値がある」

ORICON NEWS / 2024年6月22日 20時31分

『ばいばい、アース』のプレミア先行上映会に参加した(左から)西片康人監督、ファイルーズあい、内山昂輝、沖方丁 (C)ORICON NewS inc.

 声優のファイルーズあい、内山昂輝が22日、都内で行われたWOWOWオリジナルアニメ『ばいばい、アース』のプレミア先行上映会に参加した。原作者の冲方丁氏、西片康人監督とともにトークを行った。

【個別カット】ファイルーズあい、内山昂輝が登場

 本作は、冲方氏の最初期の作品『ばいばい、アースI 理由の少女』(角川文庫)を原作とし、自らのルーツを探す主人公・ラブラック=ベルの戦いと冒険を壮大なスケールで描くWOWOWオリジナルアニメ。この日のイベントでは、7月12日午後11時30分からの放送開始に先駆け、1~3話が先行上映された。

 先行上映を終え、ファイルーズは「この魅力的でかつ不思議な世界観に取り込まれたてのみなさんのお顔を今、フレッシュな状態で見ることができてすごくうれしいです。アフレコをしたときの新鮮な感動をみなさんに共有できているような感覚です」と喜びを伝えた。



 上映会は都内の映画館で行われたが、内山は「アニメならではのアクションがとにかくふんだんにある1話から3話ですし、音楽表現も含めて映画館の劇場で見ていただくのにぴったりな作品。すばらしい上映会になったんじゃないかなと思います」と完成度を誇った。

 2000年に本作を世に送り出した冲方氏は、「この作品で一番書きたかったのは『英雄の定義』。世界と同価値の存在が英雄という考え方で、英雄が行動することによって世界も同時に変わっていくとするものです」と言い、「いわゆる“英雄像”ではなく、世界から阻害された存在…今で言うマイノリティーが、世界そのものと最終的に和解する物語が描きたかった」としみじみ語った。

 本作は、地には花、空に聖星(アース)、人々が猫や蛙、鼠などさまざまな動物のかたちをまとう世界に、牙も毛皮もない“のっぺらぼう”として生まれたベルが、自分と同じ存在を探す旅に出るというストーリーとなっている。

 ファイルーズは「私自身もマイノリティーとして悩んだり、苦しんだことがあるので、ベルにはすごく思い入れがあります」と共感し、西片監督も「今までアニメ化できなかった理由が分かるほどの独特な世界観。ただ、多様性について共有されることが多くなった昨今ですから、ある意味で世界がこの作品に追いついてくれた、この時代にこの作品をアニメ化する価値があるのかなとは思います」と誇る。

 内山は多彩なキャラクターも魅力として挙げ、「キャラクターがどんどん新しく登場してくる。このキャラクターはどういう種族で、どんなキャラクターで、ベルとどういう関係になっていくんだろう…と、早く次が見たくなる。そういったキャラクターの存在によって、この描かれる世界観に見ている人が身を投じ、その世界にいるかのように楽しめる作品になっているんじゃないかなと思います」と熱弁をふるった。

 一方で自身が演じるキャラクター、<剣の国シュベルトラント>の四大剣士の1人・クエスティオン=アドニスについては「剣士なんですけれども、自分の剣を持っていないんです。なぜ自分の剣がないのか…っていうのを説明しようとするとネタバレになる」と苦笑いを浮かべながら、「まだ言えない部分が多いキャラクターで、4話以降に彼の秘密やまつわるもの、家の事情などが描かれていきますし、ベルと出会ってどうなっていくのかも見どころです」と期待感をあおった。

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