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五味隆典「パッキャオに勝つ=ボルトに100m走で勝つ」弟子・鈴木千裕との試合を分析

ORICON NEWS / 2024年6月23日 23時57分

鈴木千裕と対戦した五味隆典 (C)ORICON NewS inc.

■KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”(23日・国立代々木競技場第二体育館)
 メインイベントの“禁断の師弟対決”で鈴木千裕と対戦し、ドロー決着に終わった元PRIDE王者の五味隆典が、試合後インタビューで来月に鈴木が対戦する“ボクシング世界6階級制覇”のマニー・パッキャオについて、師匠の目線で分析した

【試合写真多数】KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”鈴木千裕vs.五味隆典

 鈴木との試合について「100%倒れない自信があった。千裕はオープンフィンガーグローブのほうが馴染んできてるかな」と振り返り、「ちょっと正直すぎんるじゃない。工夫がないというか、思い切りの良さだけ。もっとボクシングは複雑だし、千裕のパンチはトレーニングでわかりきってるから」と師匠として厳しく指摘した。



 そのうえで、この試合の2週間前に鈴木vs.パッキャオ戦が発表されたことについて「もっといい精神状態でやれば、もっといい試合ができたって思います。千裕は売れっ子だから(次の試合が発表されるのは)しょうがないけど、あんまり納得いかない」と改めて苦言を呈す。

 鈴木は試合後に「体は俺で中身は五味さん、2対1でパッキャオと戦う」と意気込んでいたが、「1ラウンドと3ラウンドは千裕、2ラウンドは俺が出るっていうのはどう?」とまさかの“リアル2対1”プランをぶち上げて笑わせつつ、「パッキャオに勝つっていうのは、ウサイン・ボルトに100メートル走で1ヶ月後に勝つくらい難しいことだから」とレジェンドの壁の高さを強調する。

 根っからのパッキャオファンで、ラスベガスの試合を2回も見に行ったことがある五味は、試合直後のリングで鈴木に「怪我せずに戻ってこいよ」とアドバイスしていたが、試合後にも「軽くパンチをもらうだけで折れちゃうし、そうなるとRIZINの防衛戦もできなくなる」と弟子を心配した。

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