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“カズ”三浦知良、ポルトガルでプレーし再発見 1対1で果敢に仕掛けることを約束「ベテランらしくないプレーを」

ORICON NEWS / 2024年6月25日 15時54分

『期限付き移籍加入決定及び記者会見』に出席した三浦知良 (C)ORICON NewS inc.

 サッカーJ2リーグの横浜FCに所属するFW三浦知良(57)が、7月1日から日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿に期限付き移籍することが決定。25日に正式に発表された。同日には、サッカーの聖地・国立競技場で会見も実施し、カズ、朴康造(パク・カンジョ)新監督、斉藤浩史社長が参加した。

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 スーツ姿のカズは「7月1日から、アトレチコ鈴鹿でお世話になることになりました。いろんな経緯があって、また鈴鹿にお世話になるんですけど、斉藤オーナーから熱烈なオファーがありまして。斉藤オーナーの気持ちを十分すぎるほど聞かしてもらった」と明かす。「決断というのは常に簡単なものではなくて、やはりやる以上は100%グラウンドで情熱を燃やして。体の方はやはり疲労とかが常に蓄積されていきますけど、自分がグランドに立った時に、頭の中が常にリフレッシュされた状態で情熱を持って本当に毎日立てるのか、と、そういうことを本当にしっかり考えなきゃいけない歳にもなっていますので。それが本当に自分でできるのかと自分に問いかけている。今この状況で辞める選択というものは僕の中ではないので、どこでどういうふうに、この情熱を出すか、表現できるかっていうものを考えて、やはりアトレチコ鈴鹿が今の中でベストじゃないか、と。そういうことで鈴鹿を選択しました」と経緯を説明した。



 「どこまで自分が本当に活躍できるか、どこまで皆さんの期待しているゴールを上げれるかはわかりませんけど、そこに向かって毎日努力して全力を尽くしたい。ピッチ内もピッチ外も若い選手たちのエネルギーをもらいながら、若い選手と成長しながら前に進んでいけたら」と意欲を見せていた。

 昨季はポルトガル2部でプレー。自身に、どんな影響があったのか問われると「とにかく向こうでは僕の『カズ』という名前だったり、年齢だったりとかに関係なく、忖度なしに選手、監督が触れてくれた。練習でも僕に対してハードワークしてきて、かなり高い強度の中でトレーニングして、監督からも厳しい言葉を言われたり、指導されたりした。忖度なく接してもらえることで、気持ち的にすごく若くいられた。そのピチピチ感をこっちでも出せたら」と笑った。

 プレー面でも若くいることを宣言。「ボルトガルに行って、精神的に若くいられたんじゃないかという話をしたんですけど、自分がどのぐらいできるかというのはわかりませんし、JFLというリーグも非常に厳しいリーグ。どこが優勝しても、下位にいてもおかしくない」と前置きした上で「僕は今57歳という、かなりの年齢。他の選手と比べても明らかに年が上。そんな年齢に関係なく、ベテランらしいプレーとかよく言われると思うんですけど、逆にベテランらしくないプレーができたらいいなって。本当にできるかわかりませんけど、1対1の仕掛けで勝負していくとか、ゴールに向かって行く気持ちだったりとかそういうものを。ベテランは周りをうまく使って、とか思ってしまう。そうでなくて、自分でなんとかしてゴールをあげる。ベテランらしくないプレーができたらいいなと自分で思っています」と予告した。

 さらに、ベテランらしくないプレーについての質問が。「ポルトガルで1年半やってみて、ポルトガルにも僕よりは全然若いんですけど、やはり35歳を過ぎた選手たちが1対1で果敢に仕掛けていく。取られたか取られないかは別にして、どんどん1対1で勝負して、ゴールに向かっていく姿に、サッカーってこういうものじゃないかなと思った部分があって。フォワードは常に前向きに向かっていくことが大事だということを、ポルトガルのサッカーに触れて改めて思った」と言及した。

 ベテランになればなるほど仕掛ける機会は減っていたことも自覚していたが、練習では1対1で抜けることもあるそう。「そういうプレーができる時もあるんです。そうすると、非常にモチベーションも上がる。こういうのを試合でやれたらいいな、試合でそれをやってみたいという気持ちにすごくなるんです。ベテランらしくないプレーというのは抽象的で難しいとは思うんですけど、自分で果敢に攻撃していく、ドリブルで勝負していく、そういうプレーを心がけて本当にできたらいいな、と。これはやはりポルトガルで得たものではないかなと思います」と口にしていた。

■チーム歴
サントスFC(ブラジル)[1986]―SE マツバラ(ブラジル)[1986]―CRB(ブラジル)[1987]―EC キンゼ・デ・ジャウー(ブラジル)[1988]―クリチーバFC(ブラジル)[1989]―サントスFC(ブラジル)[1990]―読売クラブ/ヴェルディ川崎(Jリーグ)[1990-1994]―ジェノヴァ(イタリア)[1994]―ヴェルディ川崎(Jリーグ)[1995-1998]―GNK クロアチア・ザグレブ(クロアチア)[1999]―京都パープルサンガ(J1)[1999-2000]―ヴィッセル神戸(J1)[2001-2005]―横浜FC(J2)[2005]―シドニーFC(オーストラリア)[2005]―横浜FC(J2、※2007はJ1)[2006-2011]―横浜FC(J2、※2020、2021はJ1)―鈴鹿ポイントゲッターズ(JFL)[2022]―UDオリヴェイレンセ(ポルトガル)[2023-2024]

■出場歴(国内リーグ記録)
J1合計:326試合出場139得点
J2合計:249試合出場24得点
JFL合計:18試合出場2得点(2022年10月30日 JFL最年長ゴールを記録、55歳246日)
※直近の記録:UDオリヴェイレンセ(ポルトガル2部リーグ)2022/2023 3試合出場0得点、2023/2024 5試合出場0得点

■代表歴
日本代表 国際Aマッチ89試合出場55得点
フットサル日本代表 FIFAフットサルワールドカップタイ2012出場

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