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メルセデス・ベンツ、2件のリコールを届け出 『CLS』『Eクラス』など対象合わせて2万台超

ORICON NEWS / 2024年6月27日 16時21分

メルセデス・ベンツ日本は2件のリコールを届け出

 メルセデス・ベンツ日本は27日、公式サイトで『CLS』『Eクラス』などのヘッドライト前照灯等(配光可変型前照灯)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届けたことを発表した。

 不具合の内容について同社は「配光可変型前照灯において、制御プログラムの製造指示が不適切なため、左右通行帯の設定を一度変更すると右側通行用の配光設定に固定されてしまう。そのため、協定規則第48号に適合しなくなる」と報告。改善の内容として「全車両、左右のヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換える」とした。

 対象となる車両は、令和元年5月から令和5年2月までに輸入されたモデルで、47車種1万8285台。



 また、同社は同日、公式サイトで『Cクラス』の座席ベルト等(シートベルト)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届けたことを発表した。

 不具合の内容について同社は、「前席のシートベルトにおいて、内装材の寸法公差が不適切なため、シートベルトの格納時にシートベルトが内装材と干渉し、スムーズに格納できないことがある。そのため、協定規則第16 条に適合しない」と報告。改善の内容として「全車両、シートベルトがスムーズに格納できるか点検する。スムーズに格納できない場合は内装材を修正する」とした。

 対象となる車両は、平成28年3月から令和2年9月までに輸入されたモデルで、5車種2869台。

 同社は、どちらのリコールについても「対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。従いまして、お客様のお車が対象となる車両かどうかにつきましては、リコール検索もしくは、最寄りのメルセデス・ベンツ指定サービス工場にてご確認ください。また、お客様のご購入時期と輸入期間は一致しておりませんので、ご注意ください」とし、「改善措置内容・修理につきましては、最寄りのメルセデス・ベンツ指定サービス工場へご連絡ください。メルセデス・ベンツ指定サービス工場へのご連絡の際には上記改善措置の種別と対策番号をお伝えください」と呼びかけた。

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