沢口靖子でしか成し得なかった『科捜研の女』25周年 デビュー時から変わらぬ向上心「今も反省ばかり」
ORICON NEWS / 2024年7月3日 7時30分
俳優・沢口靖子が主演するテレビ朝日系連続ドラマ『科捜研の女 season24』(毎週水曜 後9:00 ※初回は2時間SPで後8:00)が、7月3日から放送される。1999年のスタート以来、今年誕生25周年を迎える。そんな驚くべき長寿ドラマだが、沢口は今でも毎シーズン「新鮮に」そして「反省ばかり」だと話す。インタビューで俳優としての“原点”に迫ると、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を持つ『科捜研の女』の主演が、ほかでもない沢口である理由が見えてきた。
【写真】若々しい!キュートな笑顔を見せる沢口靖子
沢口は「本当にこんなに長く続けてこられて、この節目を迎えることができたのは支えてくださった皆さまのおかげです。本当に25周年を迎えられて感謝しております」と、ずっと変わらない謙虚な姿勢で、25周年を迎えられたことに感謝を述べつつ、“原点回帰”をテーマにした今シーズンについて「新レギュラーの加藤諒さんが加わることになりまして、改めてわかりやすい最新の科学捜査と心温まる人間ドラマを皆さまにお届けしていきたいと思っております」と見どころを語る。
シーズンを重ねるごとに高度に、そして難しくなっていく科学捜査。沢口はそれについても認識しており「加藤さん演じる加瀬は、“会計係”という立場で、専門的な科学捜査に関して、一般常識の中で質問してくる役どころ。それを私たちが分かりやすく彼に話してあげることで、結果的に視聴者の方にも理解していただける」と、よりドラマに入り込みやすくなる工夫がなされているという。
放送開始から25年、沢口は、くしくも新レギュラーの加藤と同じ34歳で『科捜研の女』シーズン1をスタートさせた。初回の登場シーンは、犯行現場で榊マリコがゴミ箱に顔を突っ込んで証拠品を探しているという場面。沢口自身もよく覚えているといい「初期の頃はおてんばキャラで始まりましたが、今は随分大人の女性に成長しました」とほほ笑む。
「いただく台本に沿ってマリコを演じてきましたが、ふと『大人になったな』と思わせられるせりふに出会うことはあります。例えば、初期の頃は“科学は嘘をつかない”という科学一辺倒だったけれど、事件だけではなくて人間を見つめる、そんな優しいせりふを話すようになりました」と変化を語った。
そんな沢口はキャリアを重ねてきたが、マリコは「私の人生の半分近くを一緒に過ごしてきた、私の分身のような存在」だといい「(撮影が)1年あいてまたマリコに戻った時に、1年間過ごして成長した自分でまたマリコを表現したいと思って、新しいシーズンに入っています」と、自身の成長とともにマリコも変わっていった。
オンエアは見るのかと問えば「リアルタイムで見られるときは見ます。でも今でも反省ばかりです(笑)」と驚く答えが返ってきた。「仕上がったものは必ず見ます。お芝居的なことの自己反省もありますし、シーンがつながってみてこんなふうになるんだという驚き、発見もありますね。(芝居が)よかったというシーンももちろんありますが、『あぁ…』と思う時もあり、また次につなげたいと思う」と話し、「もちろん毎シーズン新鮮に迎えています」と向上心にいとまがない。
科学捜査もどんどん高度化し、せりふも難しくなるが「やっぱり理解して話していないといけないので、専門家の方に必ず事前に確認をします。聞き慣れない言葉でも自分の言葉にできるように、付箋に書いてしょっちゅうその言葉を見るようにしてなじませています」と日々の努力も。ただ、SNSでのエゴサーチは「あんまり見ると落ち込むじゃないですか。だからほどほどに(笑)」と笑みをこぼした。
まるで駆け出しの新人俳優のようにふるまう大ベテランの沢口。ドラマも“原点回帰”がテーマだが、【俳優・沢口靖子】にとっての“原点”を聞いた。
「やはり私は『東宝シンデレラ』(第1回)というオーディションで選ばれたことや、俳優デビューした映画『刑事物語3 潮騒の詩』、朝ドラ『澪つくし』が私の俳優としての原点だと思っていて、今でも覚えています。私はあまり器用なタイプではありませんので、あれもこれもという感じよりは、目の前のことを一歩一歩、着実に前に進みたいです」
初期の頃は低迷気味だった視聴率も、沢口のデビュー時から変わらぬ向上心と努力で安定し、いまや現行連続ドラマ最多シリーズ記録を持つ歴史に残る作品となった。「一歩一歩、着実に前に進む」という沢口だからこそ続けられた同シリーズ。“原点”であり“最新作”である『season24』でも、さらに洗練されたマリコを見ることができそうだ。
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