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アスベスト原因・希少がん「中皮腫」と闘った“人生の最期”を記録、カンテレでドキュメンタリー放送

ORICON NEWS / 2024年6月28日 13時11分

28日放送『ザ・ドキュメント 僕より先に死なないで~アスベスト・中皮腫患者の7年~』(C)カンテレ

 カンテレできょう28日深夜、アスベスト(石綿)が原因とされる中皮腫患者に迫った『ザ・ドキュメント 僕より先に死なないで~アスベスト・中皮腫患者の7年~』が放送される。深夜1時25分~2時25分、関西ローカル。

【写真】中皮腫と闘った右田孝雄さん、娘と笑顔 省庁と交渉する姿も

 2019年放送の『見知らぬ棘~アスベスト・中皮腫患者の闘い~』の続編となるドキュメンタリー。16年に中皮腫で余命2年と宣告された右田さんは、中皮腫患者が支え合えるコミュニティづくりに注力し、今年3月に59歳で亡くなるまでの約7年間を密着取材した。

 かつて“奇跡の鉱物”と呼ばれたアスベストは、海外で発がん性などの危険性が指摘されていたにも関わらず、日本では長い間、国が使用を禁止せず、生活の至るところに使われた。その結果、アスベストが原因とされる希少がんの中皮腫を発症し、苦しむ患者が全国各地にいる。



 アスベストを扱う仕事をしていなくても発症する中皮腫は、誰しもが罹患する可能性があるが、希少がんゆえ、治療法も少ないままだという。

 そうした中で、右田さんは自身も余命宣告を受けて悩み苦しみながら、患者同士で励まし合う手助けをしたいと、同じ病気の栗田英司さんと“中皮腫サポートキャラバン隊”を結成した。

 中皮腫は希少がんゆえ情報が乏しかったが、右田さんは「不安を分かち合いたい」と自身のブログで呼びかけ、全国を回り、患者同士の交流を重ねた。また、国などに新たな治療薬の早期承認を働きかけるなど、常に“患者の未来”のために動き続けた。

 それでも、無情にも次々とやってくる仲間の死。そのたびに、右田さんはもうこんな思いはしたくないと悔しがり、悲しんだ。「僕より先に死なないで、僕は死ぬまで元気だから」が口グセで、明るく笑って過ごす姿は患者たちの希望だった。同じ病に苦しむ仲間たちのため、残された命を捧げた右田さんが、人生の最期に願うこととは…。

 一般的に吸い込んでから20年~50年ほどたって発症する中皮腫の発症のピークは、2030年前後と言われ、決して他人事ではない。ナレーションは、常盤貴子が務める。

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