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吉川愛、成田凌は「筋トレのお兄さん」 『降り積もれ孤独な死よ』撮影秘話明かす【オリコン ライターズ】

ORICON NEWS / 2024年6月30日 18時0分

30日放送『ライターズ!』(日本テレビ系)に出演する吉川愛

 顔出しNGの敏腕ライターが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。30日放送(深1:30~)は、新日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』から俳優・吉川愛が登場。俳優としての思いや役との向き合い方、ドラマ撮影裏話から共演者とのエピソードにまで話は及んだ。

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■挑戦したことがない役は「燃えてくる」吉川愛の演技の幅広さ

「いろんな役を演じるのはすごく楽しいです。特にこれまで挑戦したことがない役は、燃えてくるんです」

 満面の笑みを浮かべて吉川は語る。ドラマ、映画など出演作は多数、2024年に入ってからも出演作が次々と公開されている。ヒロインの女子高生役から”妖怪”役、29日に最終回を迎えた『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)ではクセの強い新米刑事を熱演するなど、幅広い役柄をこなしている。



「(演じる役のなかには)自分がまったく知らない世界で生きているキャラクターもいるので『どうやって自分に落とし込もう?』と常に考えています。自分との共通点や違うところを探すためにも、人間観察をしてみたり…。そういう意味でも、このお仕事はすごく楽しいなって思います」

■「現場で生まれる感情を大切にしたい」キャリア20年超の役者人生で見えてきたこと

 演じることが楽しくて仕方ない─そんなポジティブな熱量が言葉の端々からうかがえる。子役時代を含めると、吉川のキャリアはおよそ20年以上。長年、芸能界で活躍する吉川に「演じる上で大切にしていること」を訊ねると、「撮影現場で生まれた感情に嘘をつかないこと」という答えが返ってきた。

 「撮影に入る前、台本を覚える段階では、『どんなセリフまわしにしようか』ということはあまり固めないようにしています。

 というのも、例えば台本では笑うシーンだと示されていなくても、当日、お相手の出演者の方を前にお芝居をしているとなぜか笑ってしまう…なんてこともあります。そんなときは『台本に書いていないから、ここは笑っちゃダメ』など、そのとき生まれた自分の感情に無理やり蓋をしないようにしています」

 相手役の俳優との化学反応によって生じる感情やリアクションは、唯一無二のかけがえのないものだ。

 「もちろん、その表現がそぐわないときは監督に軌道修正してもらいますが、現場で生まれた“リアルな感情”には嘘をつかないようにしたいんです」

 話題作への出演が立て続く多忙な日々の中、どのように演技に対してのモチベーションを保っているのだろうか。

 「あまりないのですが…(少し考えて)しいていうなら『ご褒美ユッケ』です! ユッケと生のネギの組み合わせが、大好きなんです。この瞬間に幸せを味わっています」と吉川の顔は自然とほころんでいた。

■「一瞬、絶望しました」ミステリアスな役どころで得た新たな手応え

 そんな飾らない人柄が魅力的な吉川の新たな表情を見られるのが、7月7日(日)夜10時30分から始まる新ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』だ。

 本作では2017年と24年、ふたつの時空が交錯する。17年、ひと気のない屋敷で13人の子どもの白骨死体が見つかるショッキングな事件が起こる。通称「灰川邸事件」と呼ばれるこの事件現場には、謎のマークが残されていた。

 そして灰川邸事件から7年の時を経た24年、都内であらたにひとりの少女が失踪する。少女の足取りを追ううちに、灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び姿を現し、やがて幾重にも隠された真実をめぐり、物語が動き出していく。

 原作は、講談社「マガジンポケット」で連載中の同名漫画(原作・井龍一、漫画・伊藤翔太)。「原作を読み始めたらあまりの面白さに、あっという間に引き込まれてしまって。スピード感がすごく、一瞬で読み終わってしまいました。凄まじい展開と大胆かつ繊細な描写が、最高におもしろいです!」と吉川は原作コミックを絶賛。

 本ドラマで吉川が演じるのは、ミステリアスな女性・蓮水花音(はすみ かのん)。幼少期に親から育児放棄されるという過酷な出自を持つ花音は、やがて育ての親となる灰川に保護され、屋敷で暮らす。灰川を心から慕っている花音は、事件発覚後、灰川の無罪を主張しに警察を訪れ、冴木(成田凌)と共に事件の真相を追っていく。

 「実は撮影が始まる前、一瞬”絶望”しました」そう吉川は打ち明ける。

 「花音は、内心はなにを考えているのかわからないミステリアスさがある女の子です。ときに突拍子もない行動に出ることもあり、掴めそうで掴めないのも彼女の魅力。一方で原作や台本を読めば読むほど『どんな風に表現したらいいんだろう…』と思うこともあって。単にミステリアスなだけだと『不思議な子』で終わってしまいますし、“影”をつくりすぎるのも違うような気がしますし…」

 演技経験が豊富な吉川も、この役どころにある種の難解さを感じていたようだ。

 「撮影現場では、頭の中がフル回転です。考えながら少しずつ『積み上げるように』演技をしています。監督からのアドバイスを受けて、現場からの帰り道には『ひとり反省会』をすることもあります。難しい役どころでプレッシャーはありますが、このような経験はこれまであまりなかったので、とても楽しいです」

 不安を感じながらもさっそく手応えを感じている力強い言葉には、吉川の精神的なタフさが垣間見えるようだ。

■気づいたら全員が筋トレ。撮影現場は「チーム筋トレ」

 現在、撮影まっただなか。個性豊かな出演者たちとのエピソードを聞いてみた。まずは主演の成田凌について。

 「筋トレのお兄さんです」とすかさず吉川は回答。

 「成田さんは、撮影の合間は常に筋トレをしています。すぐそばにある段ボールを膝の下に敷いて、腹筋ローラーをしたり、トレーニングチューブで背筋を鍛えたり……。成田さんは座長でセリフも膨大で大変なはずなのに、筋トレで自分をさらに追い込んで…すごいですよね」とストイックな成田の姿に驚きを隠せない様子。

 また少し前にはこんなエピソードも。

 「成田さん、黒木メイサさん、野間口徹さんと私の4人が揃うシーンがあったのですが、待ち時間に成田さんと黒木さんが急に筋トレを始めたんです。おふたりが筋トレをしていらっしゃるので、野間口さんも私も少し気まずくなってきてしまって…(笑)。野間口さんと『やるか…!』とアイコンタクトをして、ふたりでスクワットをしていました(苦笑)」と明かした。

 「いつか筋トレが他の出演者の皆さんにも広まっていくかも」と吉川は笑う。

 そのほかにも謎の多い灰川を演じる小日向文世については「小日向さんのいつもの温和な印象とは異なるので、このドラマを見て驚く人もきっと多いはず」とコメント。過去に共演したことがある野間口や冴木の腹違いの弟を演じる萩原利久といった「イツメン」がいることで、シリアスな内容の多い本作もリラックスして撮影に臨めているようだ。

 最後にこの作品の見どころを聞くと、吉川は「山梨」と書かれたフリップを掲げた。

 「冴木が山梨県警富士山北警察署に所属しているということもあり、撮影は(スタジオではなく)本当に山梨でロケをしています。私は東京に住んでいるので山梨までは軽く“旅”です。ワンシーンしか撮らない日は、撮影時間より往復時間のほうがかかることも(笑)。『ちゃんと山梨で撮っているんだな』というのもぜひ皆さんにも見ていただければ嬉しいですね!」

 撮影は今日も続く。吉川が本作でどのような演技を見せてくれるのか、期待は「降り積もる」ばかりだ。
(取材・文/アケミン・ウィッチ)
※取材の模様は、30日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深夜1:30)でもご覧いただけます。放送後はTVerでも期間限定で配信されます。

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