『ビバリー昼ズ』35周年リスナー大感謝祭 爆笑・クドカン・伯山・サンド・純烈ら豪華ゲストも
ORICON NEWS / 2024年6月29日 6時0分
ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』放送開始35周年を記念し、イベント「ニッポン放送開局70周年記念『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』リスナー大感謝祭~そんなこんなで35周年~」が28日、東京国際フォーラム・ホールAで開催された。高田文夫、松本明子、東貴博、黒沢かずこ、春風亭昇太、乾貴美子、清水ミチコ、ナイツ、松村邦洋、磯山さやかといった番組レギュラーメンバーに加え、スペシャルゲストとして、爆笑問題、宮藤官九郎、サンドウィッチマン、神田伯山、純烈が登場し、5000人を沸かせた。
【写真たくさん】爆笑、伯山、クドカン…豪華ゲストとともにリスナー大感謝祭
昭和から平成へ。時代が変わる節目となった1989年4月にスタートした『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』。そんなこんなの歴史を積み重ね、2024年4月に放送開始35周年を迎えた。来る7月15日に開局70周年を迎えるニッポン放送の歴史の半分を担当する長寿&人気番組のアニバーサリーを祝って開催されたのが今回のスペシャルイベントだ。
オープニングは、放送開始35周年の軌跡をたどるVTRからスタート。その時代ならではの企画を次々と実施してきた番組の歴史が紹介された後、グループ魂の楽曲『高田文夫』に乗せて番組レギュラー出演者がステージに勢ぞろい。最後に、高田が登場すると、客席が一斉に歓声に包まれた。冒頭からエンジン全開のトークを飛ばす高田に、会場も大笑い。オープニングから全開で盛り上がる中、全員でタイトルコールがおこなわれ、記念すべき大感謝祭が幕を開けた。
この日のために準備された各企画のトップバッターを飾ったのはナイツ。「ホームラン・ブギ」の出囃子に乗せて、さっそうとステージに登場し、漫才を披露。漫才協会で要職を務める2人が、過去の名曲や時事ネタなど取り入れた漫才を見せつけ、会場を沸かせた。
続いて登場したのは、松村。元・阪神タイガースのオマリーが歌う「六甲おろし」に乗せて登壇し、モノマネ漫談を披露した。1988年に芸能界入りしたことから、“ほぼ同期”となる番組への思いや、番組開始当初の思い出を盛り込んだネタとなった。津川雅彦や堺雅人がゲスト出演したときのエピソードなど、番組内で起こった数々の名場面を、モノマネを通じて披露し、盛り上げた。続いて、『世にも奇妙なビバリーで起きた本当の話』と題して、各出演者たちが驚いたエピソードをコント形式で披露。東、黒沢、乾、ナイツの塙宣之、磯山、松本が、順にエピソードを発表。
高田が発した耳を疑うような発言や、出演者同士のおかしな会話、スタッフとの軽妙なやり取りなど、印象に残った“奇妙な話”の数々で会場を笑わせた。最後は松本が、高田が作詞を務めた自身の楽曲「この恋いけませんか」を歌唱し、その途中では、松本が客席を下りてリスナーと触れ合う場面も。高田とともにラジオブースでトークする内容のカラオケ映像も流れ、懐かしさを感じさせた。
そして、ステージに高座が設置され、登場したのは昇太。落語芸術協会の会長を務める昇太は、5000人の前で落語を披露するという環境に感激し、スマートフォンを持ち出し、記念写真を撮影するシーンも。高田に関するエピソードを落語に取り入れながら口演し、会場を沸かせた。
ステージ転換中には、著名人からのビデオメッセージが披露された。『ラジオビバリー昼ズ』の前番組である『垣花正 あなたとハッピー!』を担当する垣花正は、「今回もイベントに呼ばれなかった…」と切なげに語った。高田を“喋りの天才”と敬う垣花は、高田が天才だと周囲に届ける“アピール術”を語ったが「そのあざとさが逆にダメだった」と反省。そして、同じく前番組『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』を担当する春風亭一之輔は、スケジュールを空けていたが「呼ばれなかった」と語り、中学生の頃から『ラジオビバリー昼ズ』を聴いていたというその当時の思い出を明かした。
続いては、人気番組『徹子の部屋』のオマージュ企画『文夫の部屋』。MCを高田、アシスタントをナイツ土屋伸之が務め、ゲストを招くという企画だ。最初のゲストは、サンドウィッチマン。伊達みきおと富澤たけしが知り合ってから今年で35年になるといい、2人が高校1年生だった時に『ラジオビバリー昼ズ』がスタートしていることに改めて驚きを語った。そして、現在放送中の『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』にまつわるトークも飛び出したほか、最後にはショートコントも披露し、会場を盛り上げた。
次のゲストは、伯山。様々な芸人との“ケンカ芸”についても言及する中で、自身の弱点に気づいたというエピソードも語り、高田や土屋は「今頃気づいたの!?」とツッコミを入れるシーンも。放送できないトークの数々に会場は笑い声でいっぱいに。純烈は、『夢みた果実』を歌いながら客席から登場し、会場を盛り上げる。今年でデビュー15年目を迎える純烈は、『NHK紅白歌合戦』出演や、11月には日本武道館公演も行うなど、大きな人気を博しているが、高田はこの話題に触れ、東京・浅草の演芸場である東洋館でも、「純烈が出演する公演だけ売り切れている(笑)」という話を披露し、純烈のメンバーは「ありがたいことです」と答えた。
続いてのゲストは、宮藤。普段から『ラジオビバリー昼ズ』を聴いているという宮藤は「高田センセは、僕を“褒めるとき”と“褒めないとき”がある。褒めが浅いときがあるので、できれば深く深く…(笑)」と要望。自身が脚本を務める7月スタートのテレビドラマ『新宿野戦病院』についても語り、脚本やロケにまつわるエピソードを明かした。『文夫の部屋』最後のゲストは、爆笑問題。太田光はハイテンションで客席に降りると、冒頭からマシンガントーク。所属事務所で行ったコンプライアンス講習会時のエピソードや、田中裕二がMCを務める『秘密のケンミンSHOW極』についても話題が上がり、会場中で大きな笑い声が響いた。
15分の仲入りを経て、清水ミチコによるライブへ。ピアノ弾き語りによるネタ「100年使える声の歌」では、10代・20代・30代……と、各年代に刺さるモノマネを順に披露して会場を沸かせたほか、「ほぼ一世紀メドレー」と題して、さまざまな歌手のモノマネを取り入れながら、各年代のヒット曲を集めたメドレーを歌い上げた。
ゆかりのある人物からのビデオメッセージで登場したのは、立川志の輔、立川談春、立川志らくの3人。志の輔は、明治座で、3人でおこなった公演を高田にプロデュースしてもらった感謝を語った。談春は、数日前に76歳の誕生日を迎えた高田を祝い、一緒にお酒を飲んだ思い出を披露。志らくは、今回呼ばれなかったことに対し冗談交じりに恨み節を述べつつも、「3人とも、出演できなくても高田先生や『ラジオビバリー昼ズ』を愛している」と笑顔で語り締めくくった。
その後、番組レギュラー陣総登場によるトークショーを展開。番組がスタートした1989年4月に「何をしていた?」というトークテーマに、デビュー2年目だったという松村は、高田のイベントに呼んでもらっていた思い出を披露。乾は、中学2年生だった当時、番組をカセットテープに録音して聴いていたそうで、その話に高田は「周囲の友達と話合わなかっただろ!?」とツッコんで笑いを誘った。コーナーMCの東をみんなでイジるくだりもあり、高田が涙を流して笑うシーンも。
日々番組を彩るレギュラー陣の仲良いトークに会場からは大きな歓声があがった。エンディングでは、今日の出演者全員がステージに再集結。会場の観客と共に記念撮影をおこなった。イベントの締めには、番組恒例の酒樽が登場し、法被をまとったレギュラー出演陣が鏡開き。そして、ステージと会場が一体となって三本締めをおこない、この日一番の大きな拍手とともにイベントは幕を閉じた。
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