『響け！ユーフォニアム』完結、放送9年に幕で原作者が感謝「素晴らしい演奏をありがとう～！」

『響け！ユーフォニアム3』の場面カット

　人気アニメ『響け！ユーフォニアム3』最終回が30日、NHK Eテレにて放送された。2015年の第1期放送から9年の歴史に幕を下ろし、原作者・武田綾乃氏は自身のXを更新し、感謝を伝えた。

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　最終回「つながるメロディ」は、全日本吹奏楽コンクール。奇跡から2年――全国大会の舞台に今度は部長として立つ久美子。照明に照らされキラキラと輝くステージで思い返すのは、北宇治高校吹奏楽部で過ごした日々のこと。北宇治高校宇吹奏楽部、悲願の目標である「全国大会金賞」を果たすことができるのか…というストーリーが展開された。

　コンクールでは課題曲・自由曲のシーンが流れたが、課題曲は早々に終える演出で、自由曲にスポットをあてた内容に。これまでのシリーズで描かれたキャラクター個々の悩みや問題、吹奏楽に青春をかけた名場面の数々が約7分間、セリフなしで吹奏楽の演奏で流す粋な演出で表現した。

　これまでの物語では原作とは違う、アニメオリジナルの表現もあったが、原作小説を書いた原作者・武田氏は自身のXにて「北宇治高校吹奏楽部のみんな、本当におめでとう～」とし、「部員一人一人の顔が見える、素敵な最終回でした　あっという間の30分でした、これまでの積み重ねを感じてジーンときましたね　素晴らしい演奏をありがとう～！」と感謝の言葉を伝えた。

　『響け！ユーフォニアム』は、京都アニメーションが手掛ける大人気吹奏楽アニメシリーズ。北宇治高校吹奏楽部を舞台に主人公・黄前久美子が奮闘する青春ストーリーで、2015年よりテレビアニメ第1期が放送され、映画化もされた。