内村航平“見る五輪”は20年ぶり ナビゲーターとして現地参戦「切っても切れない縁がある」

「NHKパリオリンピック2024アスリートナビゲーター」に就任した内村航平（C）NHK

　体操元日本代表の内村航平が「NHKパリオリンピック2024アスリートナビゲーター」に就任し、2日に都内で行われた取材会に出席した。

【写真】引退会見で“感謝と熱意”を語った内村航平

　オリンピックに4大会連続で出場し、メダル7個（金3・銀4）を獲得した体操界のレジェンドが、パリの現地から競技の生の迫力や感動、選手たちの闘いぶりを伝える。

　26日の開幕に向けて「出場しないオリンピック、見るオリンピックはアテネ以来、20年ぶり。すごく不思議な気持ちです」と心境を明かした内村は「オリンピックは今まで夢の舞台で、アテネで『いつか自分も出たい』と憧れを持った。まさか4大会も出れると思ってなかったし、次は伝えるという役割ということで、自分の人生においてオリンピックは切っても切れない縁があるなと感じています」としみじみ話した。

　改めて“アスリートナビゲーター”としての意気込みを求められると「オリンピックに4回出ても分からないことは多いと思います。追求する心を持って、いろんな人に話を聞いていきたい」と言葉に力を込める。

　さらに体操競技について話題が及ぶと「男子に関しては、団体も個人も金か銀です。3位になることはないと思ってる。金か銀か、それを分けるのは着地だと思います。パリは日本にとってはアウェイですが、日本の空気感にできるか、日本色に染め上げることができるかは着地次第。すごくシンプルで着地を止めたら金。僕はそういうふうに見ています」と展望を明かしていた。