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池松壮亮、10代の才能に感動 フィギュアスケートのコーチ役で出演も「役を越えてサポートできれば」

ORICON NEWS / 2024年7月1日 20時37分

10代の才能に感動した池松壮亮 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の池松壮亮(33)、越山敬達(15)、中西希亜良(13)が1日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた映画『ぼくのお日さま』の上映会に登壇した。

【集合ショット】フォーマルな衣装でビシッと登場した池松壮亮、奥山大史監督ら

 企画段階から奥山監督を支え、コーチの荒川役として出演した池松は、主演の越山と中西に続いて「2人が本当に上手だったので、ジャマにならないように頑張りました」とあいさつ。会見中は記者の質問にしっかりと答えていく越山と中西の姿を温かいまなざしで見守った。

 そんな中、2人は未成年の就労時間制限で途中退出。会見は池松と奥山大史監督のみで続行したが、池松は「2人がいる場で言ってあげたかったんですが…」と悔やみつつ、「本当に2人は役を演じる以上のこと、これまでたどってきた人生を役にのせていて魅力的だったんです」と称賛。そのため自身は「どうやって2人に演技を、映画を楽しんでもらうか、役に没頭してもらうかということだけを考えていて、スケートのコーチという役を越えてサポートできればと思っていました」としみじみ語っていた。



 さらに、記者から「スポーツ映画における定番の1つである“熱血教師”を描かなかったのはなぜか?」と問われると、「熱血教師にならなかったのは僕の技術が絶望的だったからですかね…(笑)」と冗談も交えつつ、「荒川は後悔や諦めが漂っている人で、この物語はある冬の出来事ですけど、2人に出会うことで人生が変わっていく」と分析。

 そして「タクヤは吃音で上手く言葉が言えない子。対して荒川は、言いたいことが言えなかったという後悔を抱えている人。そんな荒川が、タクヤやさくらといった“未来”になにを言ってあげられるのか。それを示したかった」と役柄の設定や立ち位置について、自身の思いも織り交ぜながら伝えていた。

 本作では、田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年・タクヤ(越山)と、選手の夢をあきらめたスケートのコーチ・荒川(池松)、コーチに憧れるスケート少女・さくら(中西)の3人の視点で、淡くて切ない小さな恋の物語が描かれる。今作で商業映画デビューとなった奥山監督は、自ら撮影、脚本、編集も手がけた。

 今年5月にフランスで行われた『第77回カンヌ国際映画祭』では、日本作品で唯一オフィシャルセレクションの「ある視点」部門に選出。ドビュッシー劇場での公式上映後には、約8分におよぶスタンディングオベーションで称えられた。

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