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赤ちゃんの熱中症対策、冷却シートはNG? 水分補給はどうする? 現役助産師が伝授

ORICON NEWS / 2024年7月3日 12時10分

暑くなる季節、赤ちゃんの熱中症対策で気をつけることは?

 「一人でも多くのママの悩みが減る手伝いに」と、妊娠中・育児の『今日から使える情報』をX(旧Twitter)で投稿している助産師たま(@josan_tama)さん。体温調節機能が未発達の赤ちゃんには、室内外問わず注意が必要。不安定な天気やこれからやってくる暑い夏を快適に乗り切るコツを聞いた。

これからの季節、育児で注意した方がいいことは?

「暑くなってくるので、熱中症に注意が必要になりますが、ジェル状の冷却シートには体温を下げる働きはありません。むしろ、おでこから下にズレたシートが赤ちゃんの口を覆って窒息してしまったケースもあります。

身体を冷やす目的であれば、首や脇の下、太ももの付け根などの大きな血管がある場所を、冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んだもので冷やすと良いでしょう。熱中症は『暑い環境を避ける』ことが予防になるので、散歩や外遊びは暑い時間帯を避けることも大切です」



ほかにも、夏のお出かけ時の注意事項を聞いた。

「離乳食開始前の赤ちゃんは、母乳やミルク以外のもので水分補給する必要はなく、水分補給目的の白湯や麦茶などは不要といわれています。研究されたことがあって、日本より暑い熱帯の国ジャマイカで、『母乳のみ』と『母乳+白湯』の赤ちゃんのおしっこの濃さを比較したら、『濃さに差がなかった=母乳だけで脱水になることはない』という結果になったそうです」

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