1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

クォン・ウンビ、映画デビュー作引っさげレッドカーペットに登場「とても幸せでした」

ORICON NEWS / 2024年7月6日 10時27分

「第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭」のレッドカーペットを歩く(左から)中田秀夫監督、クォン・ウンビ

 映画『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキングゲーム』(11月1日公開)でヒロインを演じたK-POPスター、クォン・ウンビが、現地時間4日に開幕した「第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭」(BIFAN)に参加。4日夕方から昨年5月に完成したばかりの富川(プチョン)アートセンターにて行われたレッドカーペットセレモニーに姿を見せると、会場は大歓声に包まれた。

【画像】レッドカーペットや舞台あいさつ時のそのほかの写真

 期間限定の日韓合同アイドルグループとして絶大な人気を誇ったIZ*ONE(アイズワン)でリーダーを務め、現在はソロアーティストとして活躍するクォン・ウンビ。エスコートするのは、本作の監督を務めた中田秀夫監督。100メートルのレッドカーペットの周りには、韓国はもちろん、日本やそのほかの国・地域からもファンが大勢駆けつけ、クォン・ウンビは一人ひとりの声援に応えるかのようににこやかに手を振り、中田監督はスマホをかかげながら、映画をPRした。



 レッドカーペットセレモニー後、クォン・ウンビは「とても幸せでした。歌手としてはレッドカーペットを歩いたことがありますが、今回、俳優としてレッドカーペットに参加するのは初めてなので、わくわくする気持ちでした。緊張しましたが、映画祭に参加できること自体とても感謝したいですし、私たちの映画もたくさんの方に見てほしいという気持ちが大きくなりました」と感激もひとしおの様子だった。

 ちなみに、中田監督は同映画祭3回目の参加で初めてオープニングセレモニーのレッドカーペットを歩いたそうで、「緊張しました。報道陣やファンの方々も予想よりも多く、少しドキドキしましたが、ウンビさんの横で歩けて非常に光栄でした」と話していた。

 1997年から韓国ソウル郊外の京畿道富川市(キョンギ道プチョン市)で開催されている同映画祭は、ホラー、SF、ファンタジー、アクション、サスペンス、スリラーなどエンタメ性の高い話題作が世界中から集まるアジア最大級のファンタスティック映画。釜山(プサン)国際映画祭、全州(チョンジュ)国際映画祭とともに韓国を代表する3大映画祭の一つでもあり、今年は49の国と地域の長編・短編映画計255作品が上映される(7月4日~14日)。

 『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』は、歴史に名を連ねてきたジャンル映画の巨匠が描く話題作や、タブーを突き抜け挑戦的な作品が多く上映される映画祭の中でも注目されている【マッドマックス部門】で選出。韓国でもリメイク作品が出るほど原作小説と映画の人気があること、ジャパニーズホラーの巨匠・中田監督の大人気シリーズの最新作にして最終章となる本作の舞台が韓国であること、そしてK-POPアイドルのクォン・ウンビが出演することなどを理由に招待された。

■物語の舞台となった韓国でワールドプレミア

 翌5日、メイン会場・最大規模の座席数を誇る富川(プチョン)市役所オウルマダンにて行われたワールドプレミア&舞台あいさつには、20~30代を中心に、中田監督がメガホンを取った『リング』のポスターを持参してきた10代のファンの姿も見受けられるなど、若い客層で熱気にあふれていた。

 上映前には、本作の主演を務めた成田凌のコメントが流れ、「アニョハセヨ!」と韓国語も交えながらあいさつし、「プチョン国際ファンタスティック映画祭がワールドプレミアとなります。皆さんは世界最速でこの映画をご覧になる方々ですので、楽しんでもらえるとうれしいです」とメッセージを送った。

 韓国でのシリーズの人気や、日本より先に韓国でワールドプレミアとして上映されることについて聞かれた中田監督は「韓国でリメイクされた『スマホを落としただけなのに』は私たちが作ったものとはまた違った魅力、社会派的魅力と聞きました。そうやってこのシリーズを好きでいてくれる韓国の皆さんにこのようにお披露目できるのはすごくうれしくもあり、緊張もします」とコメントしていた。

 今作は、舞台がソウルで、世界観も日本を飛び出してスケールアップ。日本人キャストと韓国人キャストが、それぞれ日本語・韓国語を交えて撮影。そんな現場の苦労を聞かれた中田監督は「日本語と韓国語が出てくる映画は初めてで緊張もしましたが、やりがいもありました。デジタル犯罪のスケールもアップして楽しさもありました」とコメントした。

 本作で謎の黒髪美女・スミンを演じて映画デビューしたクォン・ウンビは「演技に興味がありましたし、とても良い作品のシリーズにキャスティングされたので、躊躇(ちゅうちょ)なくすぐにやりたいとお返事しました。やっぱり言語は一番時間がかかりました。私は日本語が上手ではないので、せりふの感情的な部分をうまく伝えることができるのか、悩みましたし、心配になりました。3人の日本語の先生にお願いし、レッスンを受けて、スミンという人はどんな人なのか、悩み考えながらキャラクターを分析して準備しました」と、今作への意気込みや役作りについて語った。

 そんなクォン・ウンビについて中田監督は「3人の先生について日本語を特訓したことは、彼女が日本の撮影現場で自信をもって参加することにつながったと思いますし、ウンビさんご自身が、スミンがどういう女性か、どういう人間かをとことん考えてくれた。あるいは生きてくれた。それが彼女の役の魅力になったので、素晴らしいことだと思います」と絶賛していた。

 観客とのティーチインではキャスティングについて聞かれ、中田監督が「スミンという役は韓国の方にお願いしようという話をプロデューサーとしていた時に、日本でも活動もされているウンビさんのお話や、ウンビさんがこの役に対して熱い想いを持っていることを聞きました。実はスミンという役は最初こんなに大きな役ではなかったのですが、ウンビさんの役への想いと熱意と美しさでこんなに大きな役になりました」と裏話を明かす場面も。これを受け、クォン・ウンビは「ありがとうございます」と笑顔を返し、会場からも拍手が沸き起こった。

 映画の公開を楽しみにしている日本のファンに向けて、クォン・ウンビは「私たちが本当によく使うスマートフォンのお話なので、この映画自体が共感ポイントがとても多いと思います。そして少し怖い部分にも注目して見てほしいと思います」と答え、中田監督は「今回、『ファイナル ハッキング ゲーム』という副題がついているように、ファイナルです。それにふさわしく、ウンビさんに出演いただき、成田くんとのスパイ合戦や騙し合いを軸に、千葉雄大くんとのハッキングゲームもスケールアップして描いています。そして、衝撃のラスト!が待っていますので、ぜひお見逃しなく!!」と話していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください