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柳楽優弥、「俺と結婚しようぜ」のせりふに照れ 堤幸彦監督「すっきりとやってのけてすごい」

ORICON NEWS / 2024年7月6日 12時0分

「第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭」で舞台あいさつする映画『夏目アラタの結婚』の柳楽優弥と堤幸彦監督

 韓国・プチョン(富川)で開催中の「第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭」で5日、日本の映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のワールドプレミアが行われ、主演を務める俳優の柳楽優弥と堤幸彦監督が舞台あいさつに登壇した。

【動画】映画『夏目アラタの結婚』中川大志らも登場する特別映像

 同映画祭は、1997年に始まり、毎年世界中から集められた、SF、ファンタジー、ホラー、アクション、サスペンスなど、個性的なジャンルの作品が11日間にわたって上映される(7月14日まで)。

 『夏目アラタの結婚』は、事件の真相を探るために連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる、衝撃の獄中サスペンス。『医龍-Team Medical Dragon-』などの乃木坂太郎氏が2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載し、今年1月に完結した同名漫画を原作としている。



 日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公・夏目アラタ役を柳楽。物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役を黒島結菜が演じた。

 今回の映画祭では、10の部門で構成されている上映プログラムのうち、本作は2022年に新設された、注目の監督の新作を紹介する【マッドマックス部門】に選出された。その理由として「この映画は、殺人犯と結婚をするという大胆なテーマで人気を得た漫画原作のように、とても興味を惹く冒頭から始まり、連続殺人と品川真珠に隠された秘密に迫るにつれて、どんどん観客を魅力していきます」と発表されていた。

 チケットは事前に即完売となり、当日も529人の観客で満員に。上映後、堤監督は「どう観られるのか不安がありましたが、皆さまから上映終了後拍手が起きたので、一気に良い気持ちです」と笑顔であいさつした。興奮冷めやらぬ観客たちの反応に柳楽も「おととい韓国に到着して、きのうレッドカーペットを歩かせていただきましたが、とても賑やかでした!おいしいタコをたくさん食べて監督とスタッフと一緒に盛り上がりました」と韓国を満喫していることを伝えていた。

 司会から拘置所でガラスを叩いて結婚を申し込むシーンについて聞かれた柳楽は「割と暴力を振るうキャラクターを演じることが多い中で、今作では(これまでに)あまり言わないようなせりふを言うシーンの撮影が多かったです。監督を信じてやりました」と話すと、堤監督も「恥ずかしかったということですか?すいません」とジョークを飛ばすなど、2人の息もぴったり。

 堤監督は「面会室のシーンはすべてのエネルギーを映像に収めることが出来ました。狭い場所なので動きではなく顔の表情を一番見せるために、ミリ単位で顔や目線の位置を調整して作りました。柳楽さんと黒島さん、お二人のこの映画に対する思いが強かったおかげもあり、自然に撮ることができました」とこだわりを明かした。

 監督のお気に入りのシーンも「夏目アラタが『俺と結婚しようぜ』と言うシーンです。中々言えないですよ、あのせりふは。それをすっきりとやってのける柳楽君はすごいですよ」と話していた。

 そして、会場に集まったファンとのQ&Aも実施。「人生を生きる上でのこだわりはありますか?」と聞かれた柳楽は「一生懸命に生きること。14歳の時に『誰も知らない』でカンヌを受賞してから、16歳で堤監督と初めて『包帯クラブ』という作品で出会い、またこうして作品を一緒に作れました。夢に向かってコツコツ進んでいきたいです」と答えた。

 別のファンからは「(『包帯クラブ』が大好きで)私のお部屋には包帯が巻かれています。大好きです」と告白され、柳楽から「カムサハムニダ」と笑みがこぼれる場面も。最後の質問者は柳楽が指名するよう司会者から促された柳楽は「じゃんけんで決めましょう」と提案して、会場を盛り上げていた。

 最後に、堤監督は「この映画は一筋縄ではいかない映画です。それは素敵なことですし、狙っていたこと以上にメッセージがあるなと感じた次第です。世界中でどのように皆さんの目に触れていくかはこれからですが、ぜひお友達や家族に『夏目アラタの結婚』という日本の映画を観たけど面白かったよ、と伝えていただけるとうれしいです。今日は遅くまで本当にありがとうございました」とコメント。

 柳楽は「今まで釜山映画祭も入れると4回、節目節目の時に韓国に来ることができて、とても感謝しています。これからも韓国の映画に刺激を受けたり、皆様にお届けできる作品を持って来れるように、成長していきたいです」と語り、ワールドプレミアを締めくくった。

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