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【放送文化基金賞】プロ野球中継高度化検討チームが技術部門 まるでゲームのようなボリュメトリックビデオ実現

ORICON NEWS / 2024年7月9日 17時25分

『第50回放送文化基金賞贈呈式』に出席した日本テレビ放送網・篠田貴之氏(C)ORICON NewS inc.

 『第50回放送文化基金賞贈呈式』が都内で行われ、技術部門をプロ野球中継高度化検討チーム(日本テレビ放送網、キヤノン、読売新聞東京本社)が受賞した。

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 ボリュメトリックビデオは、3D空間を再構成する技術。東京ドームでは、101台の専用カメラが球場グラウンドを取り囲むように設置。これらの映像から空間内の自由な位置、角度から再生できるボリュメトリック(自由視点)映像を生成。選手目線の映像やファインプレーの瞬間を停止して、上下左右自由な位置からの映像で再現し、従来のカメラでは実現できない視点からのリプレイを放送した。2023年は、東京ドームの巨人戦全68試合で使用し、好評を得ていた。



 まるでゲームのような視点を実現。日本テレビ放送網の篠田貴之さんは「今回の取り組みは今まで見たことないぐらいに多くの人が関わりました。この3社で受賞しただけでなく、本当に多くのことが関わりました。これは私だけじゃなくて、本当にチームの一人ひとり、本当に喜んでくれる受賞だと思います」としみじみ。

 「野球中継では本当に歴史が長く、放送開始して70年以上経つんですが、最初は2台のカメラで視点2つだけだったんですが、今は100台のカメラで、無限の視点、いろいろな角度からの映像が生み出せるようになりました。最近だとVRゴーグルであるとか、携帯電話から、視聴者それぞれ見たい角度から見れるような施策を展開しています。今後のスポーツ中継、それからスポーツ観戦、それがさらに面白くなるように、これからもさまざまな新しいアイデア、挑戦をしていきたいと思います。どうもありがとうございます」とスピーチしていた。

 同賞は、過去1年間(2023年4月~2024年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、コミュニティ放送局などから、全265件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、さらに放送文化、放送技術部門で8件に加え、今年は「放送文化基金50周年賞」で5件の受賞が決定した。

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