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第1期BiS、『終点』から10年ぶりの再集結 3000人のファンと“らしさ”全開のパフォーマンスで強制終了

ORICON NEWS / 2024年7月8日 20時45分

『終点』から10年ぶりに再集結した第1期BiS(C)ORICON NewS inc.

 2014年に解散したアイドルグループ・BiS(第1期)が8日、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場でフリーライブ『You've been cheated』を開催。解散時のメンバー6人が10年ぶりに集結し、「FiNAL DANCE」「nerve」など7曲をパフォーマンスした。

【ライブ写真】見事なエビ反りを披露したBiSメンバー

 BiSは、2010年にソロアーティストとして活動していたプー・ルイを中心に結成。「新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)」の頭文字をグループ名とし、「アイドルを研究してアイドルになる」をコンセプトに掲げながら、24時間耐久フリーライブやケツバット会など過激なパフォーマンスでも注目を集め、2014年7月8日に神奈川・横浜アリーナ公演『BiSなりの武道館』で解散した。



 この日は解散時のメンバーであるプー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンコ(グループ在籍時はテンテンコ名義)、ファーストサマーウイカ、古正寺恵巳(グループ在籍時はコショージメグミ名義)が登場。開催3日前のゲリラ告知だったにもかかわらず、会場には3000人の研究員(BiSファンの総称)が駆けつけた。

 ライブはウイカの煽りをキッカケに10年前のラストシングル「FiNAL DANCE」でスタート。その後プー・ルイは「コショージといたときに、渡辺さんから『お前ら解散から10年だけど何かやらないの?』って恥ずかしがる感じで連絡が来た」と、今回のライブに至る経緯を語り、10年ぶりのメンバーあいさつで楽しませた。

 メンバーの大移動が印象的な「Give me your love 全部」や、エモーショナルなロックサウンドで研究員たちに拳を突き上げさせる「Hide out cut」、唯一無二の歌詞のセンスで作曲者すらも驚かせたという逸話を持つ「PPCC」など、多種多様な楽曲群を次々に披露した。

 NHK大河ドラマ『光る君へ』への出演など俳優として活躍するウイカをはじめ、6人はアイドルグループやユニット、振付師、フリーランスアーティストなど、それぞれのフィールドで解散以降の10年を突っ走ってきた。その成果を示すように、10年前から進化した歌唱力や表現力、ダンスのキレ、そして肺活量の衰えを見せつけた。

 中盤のMCではそれぞれの現在の活動を報告しつつ、当時のエピソードなどをテーマに談笑。PIGGSのプロデューサー兼メンバーとして活動しているプー・ルイは「10年経ってまだアイドルやってるってすごくない?」と誇る。そして「BiSは私たちにとって特別で、原点です」と言い、「primal.」を届けた。

 終盤「nerve」を披露した後、次の曲を開始しようとするメンバーを元マネージャーの渡辺淳之介氏が制止。「みんなのことをナメてた。騒ぎすぎたからここで終わりです」と、会場付近に人が集まりすぎたことで安全の確保が困難になったことを理由に、強制終了を告げた。メンバーは「また10年後!…うそ!」と“再会の約束”を交わし、ステージを後にした。

■フリーライブ『You've been cheated』セットリスト
01. FiNAL DANCE
02. Give me your love 全部
03. Hide out cut
04. PPCC
05. Fly
06. primal.
07. nerve

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