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東京商工会議所・小林現会頭、初代会頭・渋沢栄一の理念に思い馳せ「次世代にレガシーを引き継いでいく」

ORICON NEWS / 2024年7月9日 18時37分

『新札発行記念式典』に出席した東京商工会議所会頭・小林健氏 (C)ORICON NewS inc.

 東京商工会議所は9日、都内で『新札発行記念式典』を開催。初代会頭・渋沢栄一が今月3日から発行された新1万札の肖像に選ばれたことを祝い、日本銀行から寄贈された記番号「AA000002AA」の新1万円札を披露した。

【写真】キラキラとした笑顔を見せる相武紗季

 現会頭・小林健氏は主催者あいさつとして登壇。冒頭で「まったく仕事ではありませんが」と切り出して「私、実は新しい名刺を作りました」と報告し、「新札で採用された偽造防止技術のほんの一部、世間に出してもいい部分を使っていただいて印刷しました」と、今回の改刷で採り入れられたホログラムを用いた自身の名刺をアピール。

 「限定で刷っていただきましたので、“限定メンバー”に方にお渡ししたい」と笑わせつつ、「我々は新1万円札の2番券、すなわち『AA000002AA』をいただきました。まさかここまでのものをいただけるとは思わず、心より御礼を申し上げます」と感謝した。



 続けて「渋沢翁は、民の繁栄が国の繁栄につながるという信念のもとに、東京商工会議所を創立し、初代会頭に就任されました。また、公益の追求を尊重する道徳と、利益をもたらす経済、これは共に重視すべきものであり、両立することが重要であるとする『道徳経済統一』の考えを生涯追求されました」と伝える。

 そして「東商では、渋沢翁が新1万円札の肖像になることを財務省さんから発表された2019年から、その功績と精神をより広く普及させるべく、新札記念事業として活動を強化してまいりました」と誇りつつ、公益財団法人渋沢栄一記念財団や、渋沢氏の故郷である埼玉県深谷市などを締結している『渋沢栄一翁の顕彰に関する包括連携協定』に触れ、「現在はこの連携協定先が12者まで拡大し、活動の幅を広げております」と報告。

 「私たちは今後もこの新札を通じて、現在の混沌とした時代にも勝る、明治を生き抜いた渋沢翁の顔を毎日のように見ることになります。この機会に、 道徳、経済、法律の理念を改めて見直すとともに、民、すなわち企業が頑張り、より豊かで持続可能な社会を実現していかなければなりません」と呼びかけ。「渋沢翁にしっかりと顔向けできるように、今後は私たちが次世代にレガシーを引き継いでいく番です」と力を込めた。

 東京商工会議所の初代会頭・渋沢栄一氏が今月3日から発行された新1万札の肖像に選ばれ、日本銀行から同会議所へ貨幣博物館に収蔵される最も若い記番号に次ぐ「AA000002AA」が贈られた。新札はこの日の式典内で初お披露目され、あす10日から東京・丸の内の東商渋沢ミュージアムで一般公開される。

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