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サウジ王族からモナコ公子まで? 本物の“忍者”が訪日客の度肝を抜く「思ってたのと違った」

ORICON NEWS / 2024年7月12日 12時10分

20年ほど前からインバウンド向けの忍者体験事業に携わっている「習志野青龍窟 忍道家」こと五十嵐剛さん(@3618Tekubi)

 インバウンド客はコロナ禍前の水準に戻りつつあり、日本ならではの文化を満喫している様子を見かける。彼らに人気のアクティビティのひとつに“忍者体験”があるそう。「習志野青龍窟 忍道家」こと五十嵐剛さん(@3618Tekubi)に昨今の需要について聞いた。

 実際、五十嵐さんも海外からの需要を感じているのだろうか?

「“インバウンド”という言葉が世間に浸透し始めた2010年頃から、インバウンド向けの忍者体験事業に携わってきました。時にサウジアラビアの王族やモナコの公子公女、ハリウッドスターなどのお客様をお迎えして忍者体験を提供したこともあります。世界中の人が、ミステリアスな存在の“忍者”に憧れて来日します。ですが、ほとんどの日本人が創作の忍者像程度しか知らず、適当な話をしてしまっているのが現状です。せっかくの伝統ある日本文化、エンタテインメント性は残しつつ、精神性もアピールできたら良いと考えています」



 忍者体験では、訪日客は意外な反応も見せているという。

「『子ども向けのチープなものだと思っていたけど、違った』『本格的に忍者の精神性が学べてよかった』といったリアクションをよくもらいます。海外の人はリアクションが大きいので『wow』などと言われると、日本人は勘違いして大盛り上がりだったと思ってしまうのですが、本当に感動した時のお客さんは、驚きと興奮で目が輝いて息をのみます。そうした会心の体験を提供したいものです」

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