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櫻坂46藤吉夏鈴、初主演映画完成披露で監督からの手紙に涙「すごく幸せだった」 今後の俳優活動に意欲も

ORICON NEWS / 2024年7月11日 19時48分

監督からの手紙に涙した櫻坂46・藤吉夏鈴 (C)ORICON NewS inc.

 アイドルグループ・櫻坂46の藤吉夏鈴(22)が11日、都内で行われた映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(8月9日公開)完成披露先行上映舞台あいさつに登場。本作で映画初出演にして初主演を務めた藤吉は、小林啓一監督からの手紙で思わず涙を見せた。

【全身ショット】爽やかなブルーのワンピを着こなした藤吉夏鈴

 本作は、日本大学藝術学部・映画学科に在籍中の宮川彰太郎氏が授業の課題で制作した1つの企画書が原案。高校の新聞部を舞台にして、誰しもが人生で経験するであろう“学校”という社会の縮図の中の“はしっこ”で奮闘する、新米記者少女の視点を中心に社会で生きる私たちに“善悪”や“正義”とは何かを問いかける、痛快な“社会派”青春エンターテインメント。



 藤吉は、主人公の新米記者“トロッ子”こと所結衣役を演じる。トロッ子とは、新聞業界用語で「新人記者」のこと。ステージに上がった藤吉は「映画初主演というだけでなく、こういうイベントも初めてなので、変な感じです(笑)。でもすごくうれしいです」と笑顔。

 撮影前には「早く監督とお会いしたかったですし、早く現場に入ってキャストの皆さんとお芝居してみたいっていう好奇心が大きくて、ずっとワクワクしていました」といい、「新しいことばかりで、難しい部分もあったんですけど、新鮮でとても楽しかったです。結衣ちゃんは好きなことにすごくまっすぐでピュアで、手助けしたくある愛らしい子。とにかくキャストの皆さんにも愛らしいなと思ってもらえるようにずっと頑張っていました」と撮影を振り返った。

 イベントの最後には、小林監督からサプライズで藤吉への手紙が読み上げられた。


「初めて会った時から正直悩みっぱなしでした。藤吉さんは僕が今まで出会ったことのない稀有な存在で、演出の手を加えてしまうと藤吉さんの個性をつぶしてしまうのではないかという恐怖がありました。しかし、本読みやリハーサルを重ねていくうちに藤吉さんのポテンシャルに気付き、僕が今持っているものを全てぶつけてみようと決心しました。映画初出演でいきなりの主役。将来を期待されている藤吉さんを最初でつまずかせるわけにはいかないと、僕なりに責任と覚悟を持って演出しました。動きや目線、テンポ、かなり細かく言いました。主役という重圧や慣れていない環境の中、かなり不安だったと思いますが、藤吉さんは要求に1つ1つ真剣に答えてくれました。決して器用なタイプではないと思います。つらかったと思います。でも、藤吉さんの頑張りで唯一無二の主人公が出来上がりました。一見、演技なのか素なのか分からない奇跡的な演技は、偶然生まれたのではなく、藤吉さんの努力の結晶です。全て計算された演技です。すごいことだと思います。藤吉さんとご一緒できて本当によかった。僕にとって藤吉さんは戦友です。役者・藤吉夏鈴の今後が楽しみです。本当にありがとうございました」


 監督からの思いがこもった手紙に、藤吉の目には思わず涙が。「きょう泣く予定じゃなかったんです…」とこぼしながら「この映画をつくっているとき、何度も暗い部屋の中にいるような感覚になることがあったんですけど、こうして一つの作品をつくることができて、今振り返るとすごく幸せでしたし、完成した作品を観た時にすごくいとおしかったです。監督に会いたいです…」と素直な思いを吐露した。

 最後にMCから「また俳優をやりたい?」と聞かれ、「はい、がんばります」と藤吉なりの決意をにじませた。

 舞台あいさつには高石あかり(21)、久間田琳加(23)、中井友望(24)、綱啓永(25)、高嶋政宏(58)も登場した。

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