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小芝風花&大島優子、“名コンビ”誕生の予感 個性際立つキャラクターも登場【『GO HOME』初回レビュー】

ORICON NEWS / 2024年7月12日 6時0分

『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』第1話より(C)日本テレビ

 俳優の小芝風花が主演を務める、日本テレビ系新ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(毎週土曜 後9:00)が、あす13日からスタートする。

【場面写真】ぶつかりあう名コンビ!ボクシングをする小芝風花&大島優子

 今作は、全国に2万体も存在するどこの誰かもわからない“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に帰す「警視庁身元不明人相談室」が舞台となる。自ら志願して配属された変わり者・三田桜(小芝)と、性格も趣味もまるで正反対な10歳上の同期・月本真(大島優子)が、遺体に残されたわずかな手がかりを頼りに謎を解くミステリー×ヒューマンドラマで完全オリジナルストーリー。身元不明の遺体からはじまり、秘められた死者の思いを描く。



 のんびりムードの相談室に、珍しく捜査一課と科捜研の若き両エース・手嶋淳之介(阿部亮平)と芹沢菜津(柳美稀)が捜査の協力を求めに来る。都内の中学校にあった人体骨格模型が本物の人骨だったという。鑑定の結果、その白骨は約1年前に亡くなった人のもので、殺人の可能性もあるという。「被害者の推定年齢は20代後半から30代の男性」という菜津の報告に、真は思わず息をのむ。一方、桜は「やったりましょう!白骨遺体の身元、うちらが絶対突き止めましょう!」と、やる気満々になる。

 その直後、事態は急転。中学校の理科教師・西川(坂本真)が、遺体を標本にするため薬品で白骨化させたことを認めた。標本マニアの西川は、動物の死骸を探すために入った奥多摩の山中で、見ず知らずの男性で元バスケット選手・富田純也(浅利陽介)が崖から飛び降りるところを目撃。人間の標本を作る絶好のチャンスと見て、その遺体を持ち帰ったが「殺してはいない」と言う。

 桜たちは、科捜研の早瀬所長(高島礼子)の協力を得ながら西川が持っていた遺留品を頼りに遺体の身元を突き止めることに成功。しかし、純也の妻(仁村紗和)は「違います、夫じゃありません」と、なぜか遺体の引き取りを拒否。純也は本当に自殺なのか。家族が引き取りを拒否するわけとは。桜&真の“バディ”が真相究明に奔走する。

 第1話の見どころは、桜と真の“バディ”っぷり。顔を合わせれば言い合いばかりだが、1人でも多くの身元不明者を家族のもとに帰してあげたい気持ちは一緒。すれ違っているようですれ違っていない2人の活躍は、爽快感たっぷりだ。

 さらに、桜と真の上司・利根川譲治(吉田鋼太郎)や、堀口尚史(戸次重幸)、武藤晴夫(半海一晃)ら相談室のメンバーに、手嶋、芹沢など、個性豊かなキャラクターがそろう。「スーツを着て他人のために頑張れる芯の通ったキャラクターを演じてみたい」と話していた阿部の聡明さはもちろん、視線にも注目したい。クスっと笑いながらも、私も頑張ろうと思える作品に仕上がっている。

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