ユアン・マクレガー、娘2人との仲睦まじい3ショット公開
ORICON NEWS / 2024年7月14日 19時1分
映画『トレインスポッティング』、「スター・ウォーズ」シリーズのオビ=ワン・ケノービ役などで知られ、今年、映画デビュー30周年を迎える英国を代表する俳優ユアン・マクレガー。プライベートでは、長年連れ添った妻との離婚、再婚もありつつ、3人の子の父親でもある。
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現在、日本ではユアン・マクレガーと長女クララ・マクレガーがダブル主演を務めた映画『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』が公開中。ユアンと前妻イヴ・マヴラキスの間の長女クララとは、親子関係に問題を抱えていた時期があり、その経験を乗り越え、父と娘の“愛と回復への旅の物語”に昇華させた。
さらに、同映画には、次女エスター・ローズ・マクレガーも奇抜なファッションとヘアスタイルでカメオ出演している。エスターも、俳優・モデル・歌手として活躍。ユアンの主演ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』にもカメオ出演していた。映画のメイキングスチールの中には、ユアン、クララ、エスターの仲睦まじい3ショットもある。
本作の監督・製作総指揮を務めたのは、アメリカ・カリフォルニア州出身のオランダの女性監督エマ・ウェステンバーグ。アメリカでは、配信メインで劇場上映は限定公開だったが、日本では全国公開が実現したことについて、「本作が日本の映画館で公開されることに、とても興奮しています!家族を描いた、誰でも物語に参加できるような映画です」とコメント。
本作が長編監督デビューとなった彼女のキャリアは華々しく、アムステルダムの有名な美術大学ヘリット・リートフェルト・アカデミーとニューヨーク・マンハッタンにある難関校で著名人を多く輩出している芸術大学クーパー・ユニオンの両方を卒業し、ドラマ、ミュージックビデオ(MV)、有名ブランドのコマーシャルの監督を多く手がけてきた。ジャネール・モネイの「PYNK」のMVで、グラミー賞最優秀監督賞にノミネートされたことも。
クララが最愛の父へ送った1つのラブレター“脚本”をきっかけに生まれた本作の監督オファーについて、「本作の脚本をもらった時は、すでにユアンとクララが参加することが決まっていたので興奮しました。私は皆さんがそうであるように、ユアンの大ファンです。『ビッグ・フィッシュ』(ティム・バートン監督)や『ムーラン・ルージュ』(バズ・ラーマン監督)などを観て育ってきましたし、史上最も好きな俳優の1人です。また製作にキラー・フィルムズ(トッド・ヘインズら有名監督作を多く手がけるNYの映画スタジオ)が参加しているということも魅力的でした。なにより脚本を読み終えた時、自分と通じるものがあって、自分だったらこの物語は語れるという確信がありました」と話している。
脚本はクララを含めた女性3人で執筆し、主要スタッフは若手の女性チームで形成されていることも本作の特徴だが、ウェステンバーグは「トータルのスタッフは50/50の男女比だったのですが、各部署のヘッドは確かに全員女性でした。これは素敵な体験だったと思います。ただ私は、年齢的にもジェンダー的にもいろんな方に参加してほしいといつも思っています。やはり同じような環境・時代に育ったり同じような立場ですと、見方に偏りが出てきます。だからこそ、多様なものをもたらしてもらえるよう、いろんな方にいつも参加してほしいという意識で、スタッフィングしています。違いがある人たちと制作をするとなると、自ずとコミュニケーションをしっかり取らなければいけなくなります。物の見方などが違うので、より物語の中で共通していることが見えてきます。その過程がすごく面白いと思っているので意識しています」とポリシーを明かしている。
ユアンとクララの実際の親子が親子役を演じていることについて、ウェステンバーグは当初、このことがもしも2人を控えめにさせてしまったら、もしくは過剰にさせてしまったら…と懸念したと言う。「クララのことは元々知っていたし、役のキャラクターについても彼女と話し込んでいました。初期段階でユアンにお会いした時も、2人は密にコラボするプロフェッショナルなのでそういった心配はすぐに消えました。むしろ現場では実際の親子だからこそ、より重層的になったような気がします。なので、実際の親子であることはとにかくプラスに働いていたと思います」と、手応え。
続けてユアンとクララの仲睦まじい様子についても、「車内のシーンが多い作品だったので、テイクの間リセットする時に2人は 車内で待機することが多かったのですが、ユーモアあふれる2人なのでよくふざけあっていました。すごく素敵だなと思って眺めていました。そして撮影中には、2人の間の愛情をものすごく感じることができたのと同時に、1人のプロデューサーとして作品を作り上げている娘、さらに役者として主演も務めている彼女を支援しているユアンの姿から、誇らしさを感じ取ることもできて、それも素敵だなと強く感じています」と語っていた。
劇中では、ユアンとクララが2人で熱唱したり、はたまた涙ながらに気持ちをぶつけ合うシーンなど、親子のさまざまな表情が見られる。一時は関係性が悪くなり、疎遠だった時期を乗り越えた2人だからこそ、傷付いた父娘の役柄を限りなくリアルに演じ、本物の愛情がスクリーンの向こうから伝わってくるよう。ウェステンバーグの生み出す、古典的さとポップさが融合した、鮮やかで独特の世界観も見どころだ。
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