1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

高橋文哉&西野七瀬が初共演、直木賞受賞作『少年と犬』実写映画化 監督は瀬々敬久

ORICON NEWS / 2024年7月15日 5時0分

高橋文哉&西野七瀬のW主演で映画化『少年と犬』 (C)2025映画「少年と犬」製作委員会

 俳優の高橋文哉と西野七瀬が初共演でダブル主演を務め、第163回直木賞(2020年上半期)を受賞した馳星周氏の『少年と犬』(文春文庫)を映画化することが発表された。原作は、さまざまな背景を抱えた人々と、犬の多聞(たもん)の触れ合いを描き、「現代版の『フランダースの犬』のようで泣いた!」と話題になった感動の物語。“多聞”と共に旅をする青年・和正を高橋が、“多聞”に命を救われる女性・美羽を西野が演じる。

【画像】馳星周氏の原作書影

 飼い主を亡くし岩手県釜石からさまよってきた1匹の犬“多聞”が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流――。6つのエピソードをつづった短編連作小説である原作から複数のエピソードとオリジナル要素を加えて映画化する。



 『ラーゲリより愛を込めて』(22年)、『糸』(20年)の監督・瀬々敬久、脚本・林民夫、そして、企画・プロデュースの平野隆が再集結。今年3月から5月にかけて撮影し、来年(2025年)春に公開予定となっている。

 主演の高橋は、生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きと語る。「人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当にうれしく思いました」と喜びを語っており、初めての瀬々組参加に関しては「こだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、どきどきとワクワクをもってお芝居することができました」。

 初共演となった西野に関しては「お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正としてともに向き合えたことを光栄に思います」とコメント。「多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する二人と一匹の織り成すつかみきれない空気を楽しみに公開をお待ちいただけたらうれしく思います!!」と熱い想いを語っている。

 一方、2017年に公開された『あさひなぐ』以来、また初のダブル主演作品となる本作について西野は「今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。ぜひ楽しみに待っていただけたらと思います」と、初の瀬々監督作品への気持ちを語っている。

 原作者である馳は「犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う」と喜びのコメントを寄せている。

◆高橋文哉(中垣和正役)のコメント

 この作品のお話をいただけたことを本当にうれしく思いました。僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当にうれしく思いました。

 多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることができました。

 瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することができました。

 西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。

 多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する二人と1匹の織り成すつかみきれない空気を楽しみに公開までお待ちいただけたらうれしく思います!!

■西野七瀬(須貝美羽役)のコメント

 今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。

■監督:瀬々敬久のコメント

 犬の名前は多聞です。仏法の守護神の一つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。

■原作者:馳星周のコメント

多聞は多くを聞くと書く。
犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。
犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。
犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。
この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。

■企画・プロデュース:平野隆のコメント

 『ラーゲリより愛を込めて』のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。

 そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。現在編集中ですが、スクリーンの上にお二人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。

 何故タイトルが『少年と犬』なのか?それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください