“高校生の妊娠”ドラマ、10代から熱視線 親たちも“自分事” 全世代に「観て欲しい」…『あの子の子ども』

『あの子の子ども』第4話より（C）カンテレ

　俳優・桜田ひより主演、細田佳央太が共演する、カンテレ・フジテレビ系火ドラ★イレブン『あの子の子ども』（毎週火曜　後11：00）が、見逃し配信で好調に推移している。“高校生の妊娠”に向き合ったストーリーが、同世代のティーン層から注目を集めている。

【第4話カット】もしも福が妊娠していたら…切ない表情を見せる宝

　蒼井まもる氏による同名漫画をドラマ化。高校2年生の福（桜田）と、幼なじみの恋人・宝（細田）の関係は親も公認で、穏やかな青春時代を過ごしていた。やがて、自然な流れで愛し合い、結ばれる。そして、福の妊娠が発覚。決してなかったことにできない現実に悩み、葛藤する2人は、本当に子どもを産んで育てられるのか…。

　放送は、6月25日にスタート。第1話の無料見逃し配信（カンテレドーガ、TVer）の再生回数は、1週間で156万回を突破、その後220万回（7月11日時点）を超え、引き続き好評を博している。第2話再生回数も、第3話（7月9日放送）直前までの1週間で144万回に達した。

　制作するカンテレによると「TEEN層に多く見られているということも分かった」という。また、幅広い層に広がりが見られ、「他人事ではなく自分事としてしっかりと受け取られている様子がうかがえる」と分析する。

　SNSには「全世代にこのドラマを観て欲しい」「家族みんなで見させていただきました」「もし直面したら、お母さんには言えないだろうなって気持ちが本当によく分かります」「子供を持つ親として考えさせられるドラマです」「娘に進められて観てます」など、コメントが寄せられている。

　前回の第3話は、福が学校で吐き気を覚えた、保健室へ。生理は終わったばかりで生理痛とは考えにくく、体温も高い。一度婦人科を受診するよう勧められ…というストーリーだった。

　そして、きょう16日放送の第4話では、自宅から遠く離れたファミレスで妊娠検査薬を使った福が、その結果にがく然とするところから始まる。

■出演：桜田ひより、細田佳央太、茅島みずき、河野純喜（JO1）、野村康太 ・ 前田旺志郎、橋本淳・野間口徹、美村里江、石田ひかり　ほか
■原作：蒼井まもる『あの子の子ども』（講談社「別冊フレンドKC」刊）
■脚本：蛭田直美
■音楽：haruka Nakamura
■主題歌：THE BEAT GARDEN 「わたし」（UNIVERSAL SIGMA）
■オープニング曲：りりあ。「ねえ、ちゃんと聞いてる？」（VIA／TOY’S FACTORY）
■監督：アベラヒデノブ、山浦未陽、松浦健志