1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『青島くんはいじわる』Pが語るきゅんシーン裏側 第2話は“偶然の産物”「はじらいチョップスティック」話題に

ORICON NEWS / 2024年7月19日 7時0分

オシドラサタデー『青島くんはいじわる』より渡辺翔太、中村アン (C)テレビ朝日

 Snow Man・渡辺翔太、俳優・中村アンがW主演するテレビ朝日系オシドラサタデー『青島くんはいじわる』(毎週土曜 後11:00)。毎話“きゅんシーン”が必ず登場することで話題の今作において第3話を前に、田中真由子プロデューサーをORICON NEWSがインタビュー。「全員野球」で取り組んでいるというきゅんシーンの裏側を中心に、現場での渡辺と中村の座長ぶりや役者としての魅力を聞いた。

【写真】「何回見てもニヤニヤ」…青島くん&雪乃のキュン2ショット

 原作は2020年『めちゃコミック』年間ランキング1位の吉井ユウ氏による人気コミック。イケメンでモテモテ…でも“恋愛不要主義”のツンデレ絶食系男子・青島瑞樹(渡辺)と、恋愛から離脱した35歳目前・年上干物系女子・葛木雪乃(中村)の年の差“協定恋愛”を描いた“超”王道ラブコメディ 。



■渡辺翔太“青島くん”のネクタイ選びシーンは自身のアイデア を採用

――現場の雰囲気はいかがですか。

渡辺くんとアンさんも2人で冗談を言い合ったり、とてもいい雰囲気です。会社も谷崎役の戸塚純貴くんが盛り上げてくれてすごく明るく、いつも大量のアドリブを入れながらやってもらっています。

実はおじさんのスタッフが多いんですけど、みんながきゅんシーンに一生懸命。きゅんに命がけで取り組んでいて(笑)。『こうした方がもっときゅんとするんじゃないか』と現場で実際に動いてみながら、渡辺くんやアンさんの顔のより良い角度だったり動きだったりを、日々研究しています。とてもいいカットが撮れると、みんなで『きゅんが高まってきたね~!』とか言い合ったりして、体育会系にきゅんを追求しています(笑)

――第1話では0時ぴったりの“お誕生日キス”も話題となりました。

“お誕生日キス”はリハーサルとかから 含めると6時間ぐらい時間をかけて撮っています。青島くんはなぜ、雪乃に手を重ねてキスまでいくか…という心情の変化や、どうやったらより良い角度かつ自然な形で、お2人が素敵に見えるかをめちゃくちゃ研究しました。椅子の回し方や顔を近づけるタイミングを何回も探って『こっちの方がいい』『あっちの方がいい』というのを重ねて放送された形になりました。「マウスに手を重ねる」というのは元々脚本にあったのですが、マウスから手を離した青島くんが雪乃の手をぎゅっと握るという動きはその場で、青島くんの気持ちの流れを作っていく上で、こうする方がよりいいんじゃないかと話し合っていくなかで、生まれたアクションです。

――そういった流れのなかで、渡辺さんや中村さん自身もアイデアを出されたりはありますか。

例えば第1話でネクタイを買ってもらうシーン、『ありがとうございます』と、ネクタイを渡辺くんがアンさんに渡すだけだとちょっとヒモっぽく見えるのが気になると渡辺くんがおっしゃって。それで、『例えば、こうするのはどう?』と、青島くんが『ありがとうございます』と雪乃の首にネクタイをかけるというアイデアを出してくれました。青島くんらしいかわいいいじわるに見えたので、本番でもやってみようってことで、その場で動きをつけました。

――以前の取材では、青島くんを作る上で、衣装にも並々ならぬこだわりがあるとお聞きしました。青島 のパーカーの紐の色まで追求していると。

原作の青島くんは、ボーダーシャツやパーカーを着ているのでうまく活かしましょうという話はしていて。パーカーは何種類か着てもらって、ベースの衣装としては黒のパーカーが良さそうだけど、もうちょっと抜け感を作りたいよね、と紐の色まで、めちゃくちゃ真剣に話し合って、今のスタイルができています。パンツの形もワイド系より、スリム系の方が青島くんっぽい、など青島くんの雰囲気を衣装からも作っていきました。雪乃は会社員として無難なお仕事服を着ているのですが、かわいく見せたいという思いがあり、でもアンさんが着るとなんでもオシャレに見えすぎてしまうという悩みもあり(笑)。絶妙な塩梅を探って、シルエットにも、すごく気を遣っています。

――雪乃の干物スタイルはいかがでしょうか。

2話では雪乃が連休を1人でずっと過ごしていて、最終日に青島くんとばったり会うという設定なので、その3日間干物っぽい格好をしていて、一人酒したり、ちょっと外に出るかと言ってベランダを歩いたり、誰ともしゃべってないから声が出るか確かめてみたり。この辺はリアルにスタッフの実生活を取り入れていて(笑)。めちゃくちゃリアルで面白く作れたなと思っています。

■渡辺翔太「ツンデレでいじわる」中村アン「好感度が高い」本人の魅力が映えるキャラクターに

――第2話でおすすめのきゅんシーンはありますか。

偶然、アドリブで生まれたシーンなのですが、2人が居酒屋で青島くんが『今日、雪乃さんに会えてよかったです、とまた顔を近づけてきゅんとするようなことを言うんですけど、雪乃が『え?』となったら『ノーメイクの顔が見れて…』といじわるを付け足す。そこで雪乃が台本上では『メニューで顔を隠す』と書かれていたところ、アンさんが箸袋だけで目を隠したんです。いや、もうほぼ見えてるじゃん、って青島くんも応戦して『もう遅いですよ』みたいにいう2人が、めちゃくちゃ自然で、めちゃくちゃかわいくて、2人の笑顔がすごく良くて…金井監督がそこを一番気に入っておられて。その動きは段取りで生まれて、とても自然でいいなと思って、そのままやってもらい本当に良いシーンになりました。毎話、きゅんシーンにキャッチコピーをつけているのですが、このシーンは『はじらいチョップスティック』になりました。これはどうしようかなと話している時に、照明さんがくれたアイデアで。面白かったので即採用しました。こんな感じで全員野球で作ってます(笑)


――渡辺さん、中村さんの役者としての魅力みたいなのはどういったところに感じられますか。

渡辺くんは元々ちょっとツンデレで、いじわるしてもニコって笑うとなんか憎めない感じが青島くんにぴったり。そして渡辺くんが演じてくださるとよりナチュラルで、どこかにいるかも?と思える青島くんにできるかなと思っていました。実際のお芝居でもそれをとても体現してくださっています。アンさんは元々、女性からの好感度の高い方だと思っていました。視聴者には、雪乃に自分を重ねて観てほしいと思っていたので、好感度は絶対に譲れないポイントでした。実際に演じてもらうと、その反響を見ても好感度の高さ、共感性がすごいなと。これまでの役柄からクールなイメージをお持ちの方も多いと思うんですけど、実はとてもふんわりした方。第1話でも、部屋でだらっとくつろいでいる時の感じもめちゃくちゃリアルに演じてくださっていて、その雪乃のリアリティーをとてもうまく体現してくださっていると日々頼りにしています。

――2人の座長ぶりはいかがでしょうか。

お2人ともスタッフの体調や環境をすごく気にかけてくださって『大丈夫?』と声がけしてくださいます。きっと一番大変なのに、私たちのことも気にかけてくださり、とてもありがたいです。たくさん差し入れもしてくださって、囲み取材でお話ししていたアイスコーヒーの差し入れもいただきました。

――ここまでのお話を聞き、青島と雪乃が迎える今後の展開が楽しみになりました。見どころをお願いします。

王道ラブコメディを謳(うた)っているので、皆さまが楽しみにしてくださっているきゅんシーンは、毎話必ず入れています。ぜひ、毎週の楽しみにしていただきたいです。あと、絶食系男子と恋愛から離脱してしまっている干物系女子の話なので一筋縄ではなかなか恋が進まない、“じれキュン”な部分も逆に楽しんでいただき、あたたかく2人を見守っていただけたらうれしいです。個人的には、恋する気持ち、何かを好きという気持ちからしか得られない栄養があると思っていて、視聴者の方も、無理やり恋愛をしてほしいということではなくて、ドラマを観て恋をしたような気分になってもらったり、青島くんや雪乃を推してもらって『また来週から頑張ろう』と思ってもらえるような、元気になるようなドラマになればいいなと思っています。

自分で言うのもなんですが、平日お仕事や学業で疲れた視聴者の皆さんが土曜の夜に本当に何も考えずに、安心して観ていただけるドラマだと思います。ただ、王道のラブコメだからこそ、自分の人生は自分でつかみ取るんだということや、人生の選択、家族のあり方みたいなことを、裏テーマとしては持つようにしています。ぼんやり見ていたら『なんかいい話だったな~』と思っていただけるように作れたらいいな、観ていただい たらいいな、と願ってます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください